56話ー引き続き先輩sideでお送りしますー ページ16
全速力で寮まで向かう。
『Aちゃんっ！』
僕たちがついた時には、ツルが全身に行き渡っていた。
ところどころ体から三つ葉が生えている。
……全身が三つ葉で覆われれば、いくら恋人といえど助けることはできん、だったっけ……
『日向。Aの事好きだよね。うん。……Aに、キスして。』
日向もいきなりのことに驚いたのか、
日向「ヒャイ！？」
この有様である。
だが日向の心の安定を待つ時間はない。
『お願い。……時間がないの！！僕は目隠ししてるから！！』
そういって常備しているアイマスクをつける。
日向「えぇ！？アイマスクって常備してるんですか！？」
驚くとこはそこじゃない。いいから早くしろぞ！！
日向「でもAが助かるなら……！」
僕は実はアイマスクをこっそり外していた。
日向がキスしていたのは、Aちゃんのほっぺた。
『いやキスする位置そこじゃないでしょおおおおおおおおおおお！』
日向「えぇぇぇぇぇえぇ！？キスってほっぺにするもんじゃないんですか…？」
いや普通に考えて口でしょ……とか思っていた時だった。
Aちゃんの体が日光に照らされたように光り、眩しさのあまり目を閉じた。
目を開けると、なんとびっくらぽん。Aちゃんのツルは綺麗に消えていた。
三つ葉の痣はそのままだったけど、ツルは消えていた。
A「……はっ。」
日向「A！Aー！！！よかったー！！！！」
日向が顔をぐしゃぐしゃにしてAちゃんに抱きついている。
Aちゃんは頭に？が5個くらいある。僕には見える。←
『おかえり、Aちゃん！！！』
そういって僕もAちゃんに抱きつく。
A「わああ！？心絆先輩！？え？ちょっとぐるじい……」
明日はお祝いパーティーだ！！！
みんなに知らせないと！！
優愛、妹は日向が助けてくれたよ。
まぁ、僕も協力したけど！！感謝してよね！
ほんとは……
『優愛に会いたいよ。』
なんて、会えるはずもないのにつぶやいてみたんだ。
いやただの変人やんけ。
改めてお詫びと宣伝（スキップしてもらっても構いません）→←55話
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みゅーか(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます、そういっていただけて嬉しい限りです……！これからも頑張ります！ (2019年10月17日 17時) (
レス) id: d948733c54 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - とても面白いです！続きが気になるので更新頑張ってください！ (2019年3月17日 15時) (レス) id: 52b2f1d4d3 (このIDを非表示/違反報告)
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