貴&成「No.52」 ページ7
第1セット
俺は後衛スタート。サーブは青城から。
そして、初っ端から及川のサーブ。
あ、目ぇ合った。
ぜってぇこっちに打ってくる気だな。
及「……っ」
ほれみろ。
やっぱ来やがった。
山「樋野！」
貴「はーい、よっと」
腰を落とし、セッターの真上にいくようにレシーブ。
……何か、賢二郎サンキラキラしてるけど、知らない。俺は何も見てない。
スパイクを決めたのは、若利。
今の、もう少し踏み込めばいいのに。
天「Aチャン、ナイスレシーブ！！」
貴「ありがとうございます」
山「無駄な動きがねぇなぁ」
貴「まぁ、若利という怪童に四六時中練習付き合わされた事とかもありますねぇ」
あれは、恐怖でしかないと思う。
腕には青痣ができてたし。
白「樋野さん！めっちゃあげやすいレシーブでした！！」
貴「ア、ソウデスカ。ヨカッタデスネ」
白「次、サーブ。お願いします！！」
言いたいことだけ言って去っていく賢二郎サン。
何がしたかった。
天「ホント、どうやったらあの賢二郎が懐くノ？」
貴「俺が聞きてぇぐれぇです」
さてサーブか。
って、おい待て。
貴「江理子テメェ何旗振ってんだ！記録を付けろ！」
江「ゲ、バレた？大丈夫！書いてあるのは『let's goA！let's goA！』だから！」
貴「どこにも大丈夫な所ねぇんだけど？あぁん？」
江「今すぐ片してきまーす」
本当に何してんだ、アイツは………
白「ナイッサーいっぽーん！！」
貴「ふぅ……」
打つのは、ジャンプフローター。
放ったボールは、花巻さんの前で落ちた。
貴「っし！」
天「スゲ〜！流石若利クンの従妹！」
何をどう取ればそうなる。
それに、
貴「できるまでに5年かかったかいがあったな」
及「あそこまでできるとか聞いてないんですけど！？」
貴「言ってねぇし。………さ、続きやるぞ(ニコ」
全−「「(え、笑顔が可愛いッｯｯｯ」」
貴「……。おい、何で黙って悶えてやがる」
松「だから、自覚してくれ……」
貴「あ��ぁ？おら、テメェらそこに並べ！1人ずつ蹴り入れたらぁ！」
全−「「(何でそうなる？！？！」」
〜端の方で〜
江「(やーいやーい！ザマァみやがれ！！日頃の行いの差だな！」
貴「おい、テメェもだ。江理子」
江「え��」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：結乃栞 | 作成日時：2019年10月22日 14時
