貴「第13」牛「何故白鳥沢に来なかった」貴「まだそれ引きずるか」牛「……一緒にバレーをしたかった」貴「鷲匠監督に呼ばれたら行ってやるよ」牛「（これから頼もう」 ページ32
部屋に入ると、母があぐら親父が正座で並んでいた。
普通だろ、と言うがそれが樋野組である。
と言うか、親父は何で土下座している？
貴「は、母？何があったんだ？」
奏「あ？いや、こいつがいきなり抱きつくと言う名のタックルかましてきやがったからシバいてた」
貴「何だ、いつもの事か」
松「え、いつもなのか？(汗」
貴「あぁ。まぁ、こんなでもラブラブだからほっといていいぞ」
母も親父も歳を考えて欲しいんだかな。
まぁ、元気なだけいいか。
あ、親父涙目だ。ザマァ。
奏「で。お前が松川一静か」
松「は、はい！Aさんとお付き合いさせて頂いてる松川一静です」
奏「ふ〜ん。華枝の息子、だろ？」
松「え、あ、はい。何故母の名前を……？」
奏「いや〜、華枝はアタシの親友でな。お前が赤ん坊の時から知ってるぞ」
うわお。衝撃の事実。
マジかよ。母知り合いだったんかい！
てか、何で教えてくれなかったんだよ。
奏「Aが生まれてから華枝の息子と結婚されようってずっと言っててなぁ。ま、結局は本人の好きにさせようって事になったんだが……」
松貴「////////」
奏「ちゃんと、自分の身は自分で守れよ。んで、アタシの娘を頼む」
松「はい。絶対に幸せにします」
奏「おう、頼んだ。ところで、どっちが継ぐ？」
貴「俺」
奏「即答か」
当たり前だろ。
一静には、絶対に人を殺らさはしない。
奏「……小せぇ頃からそうだったもな、お前。ん、いいぞ。これからの樋野組を頼んだ」
松貴「はいっ」
母が笑い、俺らも笑う。
一静と付き合う事が許された。
これからは、今まで以上に周りに気をつけねぇとな。
そう決意した矢先、親父の言葉に俺と一静は固まった。
律「じゃぁ、一静君が卒業したら結婚かな」
松貴「へ？」
貴「第14」律「俺の愛娘ぇ〜♡」貴「ﾀﾋね、クソ親父」律「グエェｯ！！だから、何で蹴るんだ！？」貴「ウザいから。それ以外に何があんだ？」律「奏多ぁぁぁ！！娘が反抗期だよー（泣」→←貴「第12」入「頑張ってるねぇ」貴「俺は俺にしか出来ない事をやってるだけだ」入「（それが凄いんだがなぁ」
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作者名：結乃栞 | 作成日時：2019年10月22日 14時
