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鬼殺隊を支える"柱" ページ8

side 竈門炭治郎





累「そもそも、何でお前は燃えてないのかなぁ…
僕と僕の糸だけ燃えたよね
妹の力なのか知らないが何の未練もなくお前達を刻めるよ」





正しい呼吸なら、どんなに疲弊していても関係ない…!





累「血鬼術 殺目篭(あやめかご)





焦るな!息を乱すな!落ち着け!落ち着けば…!





炭治郎「…っ!」





腕が…あがらない…!





糸が身体にくい込む。もうだめだと思った。その時。





どこかから足音がして、糸がばらばらに解けた。





誰か来た…善逸か…?





目に入ったその人の後ろ姿は、見たことの無いものだった。





『………神様のおなりだ、運が良かったな』

炭治郎「…」





柱の人だろうか。妙な貫禄があった。





累「次から次に僕の邪魔ばかりする屑どもめ!
血鬼術 刻糸輪転(こくしりんてん)!」

『全集中 融の呼吸 参の型 虚融澹白(こゆうたんぱく)

累「切られた…?
いや、そんなはずはない!
もう一度…!」





その人は日輪刀を一振し、鬼の首を斬った。

この一場面だけ切り取れば下弦の鬼を殺すのはいかにも簡単に見えるだろう。





『…』

炭治郎「…っはぁ、……っ、」





禰豆子に被さる。今は眠っているようだ。





『…何をしている』

炭治郎「…禰豆子は…俺のっ…妹、なんですっ…!」

『鬼ではないか』

炭治郎「それでも…っ!」

『……人は食うてないようだな』

炭治郎「…!」

『…だがしかし、いつ食うかわからない』

炭治郎「だめです!やめてください!」

『………』

冨岡「…A」

『………義勇』




…他方に目を向けると、鬼の身体だけが歩いてこちらへ来た。

俺のすぐ側に倒れ込む。

その小さな身体から、抱えきれないほど大きな悲しみの匂いがする。

思わず背中に手を載せると、





冨岡「…人を食った鬼に、情けをかけるな」





冨岡さんが背中を踏んづけた。





『…やめとけ、義勇』

冨岡「…お前は……」

『知ってるのか?』

冨岡「…確か、竈門炭治郎だ」

『なあ炭治郎、子供の姿をしていたって何十年と生きていた醜い化け物だっていったら怒るか』





…!





炭治郎「殺された人達の無念を晴らすため、これ以上被害を出さないため、もちろん俺は、容赦なく鬼の首に刃を振るいます。だけど…鬼であることに苦しみ、自らの行いを悔いている者にそんなことは言わない!鬼は人間だったんだから…!」

炭治郎と禰豆子→←いざ、那田蜘蛛山へ



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アメちゃん(プロフ) - ギャァーーーーー続き気になるじゃんかぁーー (2020年9月17日 22時) (レス) id: 4db45bcbc3 (このIDを非表示/違反報告)
うべぇん - 鱗滝のジジイに彫ってもらった麺てwwww誤字脱字が面白すぎてわろけてましww (2020年6月13日 0時) (レス) id: 5654052a0b (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ぎゆさね推しさん» 頑張りまっす! (2020年4月8日 17時) (レス) id: ebc4954dcf (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ゆりなんぽんさん» はい!あいざいます! (2020年4月8日 17時) (レス) id: ebc4954dcf (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) -  鬼滅の刃 loveさん» うわああざます号泣 (2020年4月8日 17時) (レス) id: ebc4954dcf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作成日時:2020年2月26日 21時

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