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「・・・・・」
特に話すこともないし無言でイケメンの隣を歩く
少し沈黙が気まずくなってきたので話題を探していると
「あ！このお店だよ！俺も結構遅刻しちゃったなぁ。。そらるさんに何か言われそう。。」
「ありがとうございました。本当に助かりました！！！」
やっとたどり着いたお店は居酒屋らしく、お酒をあまり飲まない９６ちゃんが居酒屋を指定してくるなんて珍しくてなんだか新鮮だった
それにしても偶然待ち合わせのお店が一緒だなんてあるんだなぁ
有名なお店なのかな？？
ガラガラ
二人でお店に入ると偶然にも入り口すぐのテーブルに座っていた９６ちゃんと目が合った
「「「あ！！！９６ちゃん！！！」」」
、、、、、ん？？あれ今声がダブったような、、、、、
気のせいか、、、？声が聞こえた気がする隣のイケメンに視線を向ける
「「「ええぇぇぇぇぇーーーー」」」
「ちょっとそらるさん笑いすぎだって、、ふふっｗ」
白髪の男の子が笑いをこらえながら大笑いしてるもう一人に話しかける
なんなんだ、、この状況は、、
９６ちゃんに呼び出され知らないイケメン達に囲まれ、まさかのあの失礼なイケメンまでもが９６ちゃんの友達だなんて
「いやーー。まさかつっきーと来るなんてびっくりしたわーー」
この謎の状況を生み出した張本人が何呑気に、、泣
「ごめんやで。だって言うたら絶対来ーへんと思ったからさ、、」
子猫みたいにうるうるとした目で９６ちゃんに見つめられこれ以上怒るのもなぁ、、と渋々許してあげた
「はじめまして。９６ちゃんの友達のAです」
イケメン達に自己紹介を済ませお酒の力を借りつつ話してみる
白髪イケメンはまふくん
大人の色気イケメンがそらるさん
背の低いかわいいイケメンがうらたさん
子犬みたいなイケメンが坂田くん
、、、そしてあの失礼なイケメンは天月くんというらしい
席に着くなりなぜか天月くんに距離をとられほとんど話すことはなかった
話しかけても目を合わせようとせず、そわそわしていた
さっきまで散々私のことからかって笑ってたくせに。。
急にどうしたんだろう。。。。？
９６ちゃんがネットで活動をしていたのは知っていたけど”歌い手”という活動者はみんなイケメンなんだなぁ
みんな私より年上らしいが気さくに話しかけてくれる
お酒の力もあり少しみんなと打ち明けることができた気がした
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作者名：瑠衣 | 作成日時：2021年6月18日 16時
