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16 そらるside ページ17

「・・・そらるさん。Aに何して・・るの!?」

Aを押し倒してキスしようとしているところを天月とまふまふに見られた。
別に本当にしようとは思ってなかったけど初めてみるAの表情が可愛くて、、つい?

いつも自分のことを下げて無理矢理笑うAを見てると昔のまふまふを思い出すんだよな
”Aは可愛いよ”は俺の本心だ
少しは素直に照れるなりすればいいのに。不器用なやつ

「そらるさんAから離れてください。はやく。」

俺に明らかに敵意むき出しの天月と目が合う
あー流石に怒ってんな
まだ動揺したままのAに”悪かった。後で連絡する”とだけ伝えた

この場に俺がいると話がこじれそうだし帰るか

「天月はいつまで”友達”のままでいるつもりなの?」

天月とすれ違うときにそう言い残しておいた
”なんのことですか?”とあいつはそう言ってたけど嘘つくの下手なんだよなぁ
ある意味わかりやすい奴らばっかりなのになんでこう単純に生きれないのか、、謎だ

外に出ると雨が雪に変わっていた
うー寒い、、だから外って苦手なんだよ
かじかんだ手を上着のポケットに入れAの手の体温を思い出す

「はー、、俺が何でこんなドキドキしてんだか」

久しぶりにうるさいくらい激しく動く心臓に俺は戸惑っていた

「なーーに!一人でぼーっとしてるんですかーー?」
「うわっ!!!驚かせるなよ。普通に話しかけろよな」

背後から急にまふまふが現れニヤニヤしてる

「ほんとそらるさんって不器用ですよねー。Aが大切ならちゃんと伝えないとー」

ニヤニヤしてるのは気にくわないがその通りだな

「・・・・可愛いって言った。」

俺はそのまま伝えたのにAはあの作り笑いで流すから
笑った顔が好きなのに、、あんな風に作り笑いをしてるAは見たくない

「はいはい。そうでしたね。でもAは僕らみたいに長い付き合いではないんですから段階を踏んで伝えなくてはいけないわけで!」

「うるせー。恋愛のことはまふまふにだけは言われたくねぇ」

そもそも俺は本当にAに恋をしてるのかも定かじゃないだろ
可愛いとは思ってるけどまだわからない

「とりあえずAに謝ってくださいね」

”まぁ僕が先にそらるさんの代わりに謝っときましたけど!”とまふまふにドヤ顔をかまされたが面倒くさいので無視しておいた。

まぁ連絡するってさっき言ったし流石に連絡するか

たぶんまだ天月と一緒にいるであろうAに電話をかけた

17 天月side→←15



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設定タグ:amtk , utit , 天月   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:瑠衣 | 作成日時:2021年6月18日 16時

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