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どうもヒラです。
僕には高校時代から仲良くしてる女の子が居ます。
Aちゃんはとても強くてかっこいい女の子です。
昔からいつだって僕の味方でいてくれます。
僕が酷いコメントで落ち込んでても傍で笑わせようとしてくれる。
他にも『こいつらは面と向かって言えねぇ、度胸のないやつだべ』
『だから気にするな。それにヒラを嫌いになるやつなんて居るとは思えない』
と、いつだって僕を助けてくれます。
だから初めてAちゃんが弱ってる所見たときは驚きました。
ヒラ「Aちゃん?」
『ヒラ?』
ヒラ「どうしたの?部屋真っ暗だよ」
『ごめん』
ヒラ「何かあった?」
『人殺しだってさ』
ヒラ「え?」
『全力...尽くしたんだけどなー』
ヒラ「...」
『いざ言われると結構メンタル持っていかれるわ。情けねぇ』
ヒラ「情けなくなんかないよ」
『救えると思った。救いたいって思った。なんで人って死ぬんだろう』
ヒラ「Aちゃん...」
『ごめんねー...今日最俺ハウス誰もいないって聞いてさ』
ヒラ「それは全然大丈夫...」
『すぐ職場に戻らないといけないから...寄らせてもらった』
ヒラ「ねぇ、Aちゃん」
『ん?』
ヒラ「一人で泣いてたの?」
『泣いてないべ』
ヒラ「こっち向いて」
ヒラは涙ぐむ久我の手を握る
ヒラ「Aちゃん、僕は頼りないかもしれない。
今だって何にも良い言葉思いつかない...
でもねAちゃんが一人で泣いてる姿は見たくない」
『イケメン。今だけはヒラに泣き顔見せるのも悪くない』
ヒラ「泣いてるAちゃんはレアだね」
『星5だぞ』
ヒラ「レア中のレアだ」
『はー...職場に戻るか』
ヒラ「久我Aは凄い人だよ。かっこいいお医者さんだよ。弱い所を誰にも見せない」
久我は目を見開きヒラを見ている。
ヒラは立ち上がった久我を見つめ笑う。
ヒラ「それで僕の1番素敵な女友達」
『最高の言葉だね』
ヒラ「負けないで。頑張れ」
これ以降彼女が最俺ハウスで泣くことはない。
でも時々悲しい顔をする。
そんな時は僕ら4人で君を笑顔にするよ。
だからね、Aちゃんにはずっと笑っててほしいんです。
『ヒラ?』
フジ「ラーヒー?何してんの?」
ヒラ「少し昔のこと思い出してた」
『ふーん。今からフジと買い出し行くけどなんかいる?』
ヒラ「ううん。大丈夫」
フジ「Aの奢りだべ」
ヒラ「じゃあ、サーモン!」
『安いの買ってやる!』
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作者名:みる | 作成日時:2021年4月1日 18時