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新庄が自室へ戻ると御幸が椅子に座り手紙を読んでいた。
静紀『それ、佐藤さんの？』
御幸「あー..おう」
静紀『そっか』
御幸「何？気になんの？」
静紀『いや、んー...気になるけど。やっぱ一也ってモテるんだね』
御幸「皆、外見だけだろ。野球してる所がとか。俺この子と実際に話したことねーし。そんで、性格知ったらやっぱり違いましたとかよくある話だろ」
御幸は手紙を机の隅に置き、んーっと上に伸びをする。
静紀『一也は外見だけじゃないのにね。性格だってとても良いのに...それをわからないなんて皆何考えてるんだろ』
新庄は御幸の方を向き困ったような顔で笑っている。
御幸「その顔、久々にみた」
静紀『顔？』
御幸「困ったみてぇな顔」
静紀『そんな顔してた？』
御幸「おう」
新庄はんーっと鏡と睨めっこを始めている。そんな新庄を御幸は後ろから抱きしめる。
静紀『一也？』
御幸「静紀。お前は亮さんが好きなのか？」
静紀『え、何で？』
御幸「この間、亮さんにベンチの所で抱き着いてるの見ちまった」
静紀『...ふふ。一也。たしかに俺は亮さんのことが大好きだ。でも、この好きは恋愛とは別なの。尊敬、憧れ...亮さんは俺のヒーローなんだ』
御幸「じゃあ、俺への好きは？」
新庄は目を大きく開いた後すぐに下を向き口元を緩めて笑う。
静紀『一也に対しての好きは...人として、友人としての好きだよ』
御幸「お前は友人とキスすんのか？」
静紀『....』
御幸は何も答えない新庄を無理矢理自分の方へ向かせる。
御幸「本当はどう思ってんだよ」
静紀『一也..俺はね、一也の重荷にはなりたくないんだよ』
御幸「は？何だよ、重荷って」
静紀『俺は男だ。女の子じゃないんだよ』
御幸「んなこと見りゃわかんだろ」
静紀『一也はわかってないよ』
御幸「....何をごちゃごちゃ考えてんだよ。俺は静紀だから良いんだ」
静紀『俺は...まだ覚悟も..んぅ』
御幸は新庄の話を遮るようにキスをする。
御幸「ははは、なんつー顔してんだよ」
静紀『一也が話してる途中にするから！』
御幸「覚悟が出来たら迷わず俺の所へ来い。俺を選べ、ずっと待っててやるから」
静紀『...一也はいつだって男らしいね』
新庄はコツンと御幸の胸に頭を当て力なく笑う。
(まっすぐで男らしい君の側に少しでも長く居たい)
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連夜 - ホントもうヤバイくらい好き。神作としか言いようがない。小さな怪物もとっくに読んでます。応援しています。 (6月7日 2時) (
レス) @page25 id: 433cf63c41 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなぽー(プロフ) - このお話ほんとに好きです！！！！もうすでに五回以上は読み返してます。すごく読みやすいしほんとに好きです！！！！連載当初から読んでて一番好きです！！ACT 2の由依くんとか奥村との絡みがめちゃくちゃ楽しみです！！更新楽しみにしてます！！！ (2021年8月3日 15時) (レス) id: 42cc65e18d (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - いずもさん» ありがとうございます！ただいまです！これからもよろしくお願いします！ (2020年12月14日 6時) (レス) id: 6d0697951d (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - おおおおかえりなさい！(喜) (2020年12月13日 16時) (レス) id: c8295f08c4 (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - みーさん» ありがとうございます！また頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2020年12月13日 10時) (レス) id: 6d0697951d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にこさん25 | 作成日時：2020年2月3日 22時
