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治「あれ？優くん休み？」
北「季節の変わり目やからな」
治「この間も体調崩してましたよね」
北「あいつの体質やからこればっかりはしゃあないな」
治「....そうなんすか」
北「侑も風邪ひいとるから治も気ぃつけ」
治「あ、はい」
北は監督に呼ばれたため治から離れていく。
銀「なーんや、優くんもか！あの人意外に体弱いな」
角「侑もだけどいつも元気だからね」
銀「存在感デカいねん。2人共」
角「まぁね...治？」
治「お見舞い行こうかな」
銀「お！ええな！3人で行く？」
角名は治の顔をじっと見つめた後銀島に声をかける。
角「流石に病人だから3人はうるさいでしょ」
銀「まぁ、たしかにせやな」
角「それにうつると困るし」
銀「めっちゃ正論や。北さんみたいやな！」
角「だからさ、治1人で行きな。侑も風邪引いてるし1番うつる可能性あるでしょ？」
治「まぁ、たしかに。家に帰っても菌持っとるやつおるしな」
銀島ははっとした顔をして「そうやった〜」と言っている。
対して治は角名を見つめる。
角「ん？何？」
治「ええの？」
角「なんで？」
治「いや、お前も優くん気に入っとるやろ？」
角「...先輩としてね。それに俺はさっき校門まで送ったから」
銀「それでおらんかったのか」
角「そっ。だからお見舞いは譲るよ」
治「ん。じゃあ俺後から行ってくるわ」
部活後治は一ノ瀬の自宅のインターフォンを鳴らす。
しばらく待っているとガチャッと扉が開く。
『信介？』
治「いや、治」
『治か。どないしたん？』
治「お見舞い」
治は手に持っていた飲料水やゼリーを渡す。
『おー、サンキュ』
一ノ瀬の頬は赤くなっており心なしか汗もかいている。
治は彼の頬に手を伸ばしペタっと触る。
『ん。寒かったやろ？お前手冷たなっとる』
治「優くんは熱いなぁ。ってか一人なん？」
『おう』
治「大丈夫？メシ食うてる？」
『あー、今日はいらんな』
治「ちゃんと生活で来てるん？ちょっと上がるで」
『うつんでお前』
治「家にも居るから変わらんやろ」
治は一ノ瀬の手を引きながらそのまま部屋の中へ入っていく。
『(そういえば...信介以外がくんの初めてやな)』
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作者名：みる | 作成日時：2022年12月5日 21時
