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治「おッ。月バリに優くん載ってんで」
侑「え!?ほんまに?」
角「どれどれ?」
銀「うわッ。めっちゃうつりええな」
侑「加工してるんちゃう?」
『してへんわ。無加工や』
銀島と侑は雑誌に映っている一ノ瀬と本物の一ノ瀬を見比べている。
銀「無加工や!」
『せやからそういうとるやろ』
治「優くんもうすぐU-19の練習の方いってまう?」
『せやな。夏に試合あるからしゃぁない』
治は後ろからべたっと一ノ瀬に抱きついている。
角「距離感のバグ」
『写真は事務所通してください〜』
角「フリー素材じゃないの?」
『おい。誰がフリー素材や』
一ノ瀬は首元にぐりぐり押し付けてくる治の頭を撫でる。
『負けたら承知せんで』
治「負けへんよ」
侑「インハイには出るやろ?」
『当たり前やん』
侑「予選とか出れへん日あんの?」
『多分大丈夫やけど...練習試合とかは出れへん日ある』
侑「なんやびびった」
一ノ瀬は侑の言葉に目を丸くする。
侑「やって、優くんおらなあかんやろ」
『お前、結構俺の事好きやんな』
侑「優くんのプレーは好きやで。性格はおもんないけど」
『ほんまどつくぞクソガキ』
銀「U-19の練習ってどこでやるん?東京?」
『あー、おん』
角「優くん絶対寂しがるじゃん。電話する?」
『する』
角「え、めっちゃ可愛い」
治「俺もする」
治は腰に回していた腕にぎゅっと力を入れる。
侑「お土産うまいもんがええ!」
銀「俺なんかパンダのお菓子!」
『お前らほんま後輩のくせに図々しいな』
角「なんか高いやつ」
治「量あれば何でもええ」
『遠慮って知ってる?あほなん?』
わいわい騒ぐ2年+一ノ瀬を遠くで見守る3年
尾「優はほんまええ意味で人気やな」
北「せやな。ただ...なめられすぎや」
赤「な。2年全員ため口やもんな」
大「怒らへんからなー、あいつ」
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作者名:みる | 作成日時:2022年11月19日 19時