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『おい』

1年「は...はい!」

『さっきはすまんかった。言い方きつかった』


一ノ瀬は1年生の元へ行きペコっと頭を下げる。
頭を下げられた1年生はもちろん、周りの1年生もオドオドし始める。


1年「いえ!僕もすみませんでした!」

『俺、お前に期待してんねん。お前上手いから』

1年「え...」

『せやから怒った。へたくそやったら何も言わん』

1年「ありがとうございます!」

『もう諦めんなよ』


一ノ瀬はそれだけ言いくるっと向きをかえ3年生がいる方へ歩いていく。


赤「おッ。帰ってきた」

尾「あんま怖い顔してらあかんで」

『元々この顔や!』

赤「侑たちもびびってたで」

『あいつらがビビるわけないやん』


一ノ瀬はボールを触りながら口をとがらせる。


赤「あ、その顔かわええ」

『なんでやねん』


侑「お!優くん機嫌直った?」

治「笑っとるから直ってるやろ」

『あーぁ、やかましいのきたやん!』

侑「生理?生理?」

『ほんまどつきまわすぞ!』

銀「怒ったり笑ったりほんま優くん感情ジェットコースターや」

『やかましい!!』


角名も笑いながら動画を回している。



治「でも優くんかわええから何してもマスコット感があんねんな」

侑「いや、ないやろ。この人たまに人殺しの顔してんで」

『よーし...侑君コート入ろうか』



一ノ瀬は肩をぐるぐる回しながらコートの中へ入っていく。
侑は嬉しそうな顔をしてその後ろを走ってついていく。



『サーブ打ちぃ。心折れるまで拾ったるわ』

侑「そう言って泣かんといてや、優くん」

角「体力お化けだよなー...あの2人」

尾「今休憩中やからな。信介戻ってきたら怒られんで」

赤「あ、信介」

北「あの2人は何してるん?」

尾「優が侑の心折れるまで拾うんやって」



北の視線の先には楽しそうに笑っている2人。



侑「だー!もう1本!!」

『何本やったって同じや!』


北「盛り上がってる所悪いんやけど...お前ら休憩の意味知っとる?」


侑「う...うっす...」

『は...はぃ』



反省した2人であった。

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作者名:みる | 作成日時:2022年11月19日 19時

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