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AチームvsBチーム
試合を開始して30分以上経過。
スコアは20-14でAチームがリード。
侑のトスで治がスパイクを打つ。
Bチームの2年はレシーブするもボールはコート外に飛んでしまう。
2年「すみません!」
『切り替えや!切り替え!』
2年「はい!」
次は侑のサーブ。
侑は6歩後ろへ下がる。
『スパイクサーブやん』
侑「優くん勝負や」
侑の真剣な表情を見て一ノ瀬は嬉しそうに口角を上げる。
侑の打ったサーブは凄まじい音を鳴らす。
一ノ瀬は「捕らえた」と笑い綺麗にレシーブを上げる。
北「(バレーしとるこいつはほんま楽しそうやな)」
セッターがトスを上げた先には角名、治、尾白の壁。
スパイクを打とうとした選手は思わず逃げようとする。
『逃げんな!!打て!!』
スパイクは見事ブロックされるも、一ノ瀬は低い姿勢で拾う。
『なんぼでも繋げたる!せやから逃げんな!!』
B「はい!!」
再びスパイクを打ち込み次は得点が入る。
一ノ瀬は笑いながら得点を決めた選手の背中を叩く。
『出来るやん!それや!!』
B「はい!」
『ダメとか無理とか考えんな。後ろには俺が居る』
不敵に笑う一ノ瀬にBチームのメンバーも嬉しそうな顔をする。
北「次も1本止めるで」
『おうよ!』
侑「優くんってほんますごいな」
尾「なんや急に」
侑「あの人を倒したい」
尾白は侑の方を見ると、侑は真剣な表情で一ノ瀬をじっと見つめている。
侑「(あの人に認められたい)」
治も侑の視線の先にいる彼を見つめる。
侑「サム」
治「なんやツム」
侑「次きめんで」
治「...当たり前や」
結果は25-20でAチームの勝利。
後日一ノ瀬は2年生たちの願い事を1人1つ聞く羽目になった。
『信介ぇ!2年がいじめる!!』
北「約束したんやろ?自業自得や」
『ぐぅ....』
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作者名:みる | 作成日時:2022年11月19日 19時