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神「・・・中へどうぞ・・・」
紫「・・・・」
ドアを開けると、この世の終わりかのような、思いつめた表情の紫耀がいて、本当なら
色々言いたいことがあったが、そんな顔を見せられたら何も言えなくなった。
神「・・・俺のベッドで今寝てるよ。」
紫「・・・分かった」
寝室に入ると、ベッドで眠る海人を見て、さらに苦しそうな顔をしていた。
紫「・・・海人。・・・ごめんな」
ベッド脇に座って少し震えた手で恐る恐る海人の頭に触れている。
大事なものを慈しむようにそっと、そっと。
その光景に俺の胸がざわついた。
海「・・・っん。・・・しょお・・・」
気配を感じたのか海人が朦朧とした意識の中ゆっくりと目を開けた。
紫耀と分かって一瞬強張った表情をしたが、紫耀が安心させるかのように海人の手を握り
しめた。
紫「海人・・・俺・・・ひどいこと言った。本当にごめん」
紫耀の謝罪の言葉に海人の目から涙があふれ出ていた。
海「・・・紫耀・・・お願い・・・俺のこと嫌いにならないで・・・おれ、ずっと・・・
ずっと、紫耀が好きだった・・・」
静かに涙を流しながら長く、深く秘められた思いを口にした。
熱に魘されながらも真剣に訴える海人の様子に紫耀が本当の意味合いに気付いたようだった。
紫「・・・そっか・・・ありがとう、俺バカだから気づいてやれなくってごめんな」
紫耀の目からも涙があふれていて、完全なる二人の世界に部外者の俺はいたたまれず
寝室を出た。
これ以上ここにいたら呼吸ができそうになかった。
神「・・・やっぱり紫耀には敵わないよ」
頭では分かっていたけど、いざ目の当たりにすると自分が思っていた以上に打ちのめされた。
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nikonn(プロフ) - 菜花桃さん» ありがとうございます(^O^)他サイトでも投稿始めました！！読んでくださって感謝です！自投稿ですのでご安心くださいm(_ _)m (2021年7月5日 0時) (
レス) id: c33941b04c (このIDを非表示/違反報告)
菜花桃(プロフ) - はじめまして！突然失礼します！主様、他のサイトでもこの小説載せていますか？同じ作品があったので連絡させて頂きました汗 (2021年7月4日 20時) (レス) id: 3fd911b205 (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - みゆきさん» 尊いですよね！！嬉しいコメントありがとうございます。続編を今作成中です。よかったらご覧ください(〃ω〃) (2021年2月14日 11時) (レス) id: c33941b04c (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 何て素敵なじぐかい… 尊い (2021年2月14日 6時) (レス) id: f7beb3d192 (このIDを非表示/違反報告)
nikonn(プロフ) - マメさん» マメさん本当にいつもありがとうございます。コメントくださるお陰で最後まで書くことができました。自分の読みたいものを書いたらこんな形になりました。共感して頂けるとうれしいです。近いうちに続きが書けたらと思います。ガンバルぞ―!(^^)! (2020年5月22日 14時) (レス) id: 7317fbc03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nikonn | 作成日時：2020年4月8日 16時
