２２話 ページ23
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懐かしい家を隅々まで周りながら、必要なものをリュックに詰め込んでいる時、手を伸ばそうとしたのは元私の部屋に飾られた小人さん達との写真。
真ん中には幼い頃の私がいて、笑顔で小人の1人のてれすけと肩を組んでいる所だった
『そう言えばてれすけは、
人間の女の子と結婚したんですよね』
１回その女性を家に連れてきたことがあった、その人は顔に「天」という紙を貼っていて最初は驚いたが凄くいい人ですぐ仲良くなれた。
そっと写真の縁を撫でる
いつもこの写真だけは大切で綺麗にしていたのに、長い事眠っていたおかげで埃だらけだった。
この写真はここに置いていこう
私はこれから旅たつのだから、
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『これでいいかな？』
リュックにできるだけ使えそうなのを詰め込んだ
私がこの先どれだけ歩くのか分からない、何時間歩いてもこの森から出られなかったのだ、ゾムさんが一緒だからといって油断してはならない
食料はまた、他の子達から分けてもらおう
zm「準備終わった？」
『はいもう大丈夫です』
玄関近くに椅子を置いて待っていてくれたゾムさん、ナイフを研ぎながらチラリとこちらを見て、終わった事を知らせるとすぐにポケットにしまった
彼の服は近くに流れていた川である程度血を流し、自然の力を借りて独特な鉄の匂いはこびり付いているが汚れは落とせた
それにしてもよく分かるのですね
彼がナイフを研ぐのに集中していたため、邪魔してはいけないとゆっくり静かに歩いていたのに。
「ん」と手を差し出される
一体これは何なんだろうかとりあえず分からなかったので手をぎゅっと握ると、目の前のゾムは大きく目を開き真っ赤になった
zm「ちがっ……荷物持ったるから」
『あっ…ごめ』
本当に恥ずかしい
赤い顔を見られたくなくて、「ありがとう」と言いながら彼に荷物を渡すと軽々持ってくれた。
結構中身入ってたのにな…
『それじゃあ行きましょうか……』
zm「A……ん」
再び差し出された手に戸惑う。
持ってきた荷物は一つだけだったし、その荷物はゾムさんがもう持ってくれているのだから。
『えっと荷物はもう無いです』
zm「…手……別にええやろ」
私の返事を聞く前にスッと手を握って前を歩く彼
耳が真っ赤になっててクスッと笑うとジロりと睨んできて、昨日みたいな出来事をお互い思い出し自然とあがる口角を手で隠した。
そう言えば彼が住んでいる所はどこなのだろうか、聞くのを忘れてしまったが、大丈夫かな
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honoka(プロフ) - Sugarさん» ありがとうございました！早速見に行きます！ (2019年6月2日 15時) (
レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - honokaさん» できました〜(*‘ω‘ *)私の作品のイラスト置き場。の所に投下したので見ていただけると幸いです〜(*^-^*) (2019年6月2日 14時) (レス) id: 49dcb73f55 (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - honokaさん» あまり上手いとは言い切れませんが頑張ります！ (2019年5月27日 17時) (レス) id: 49dcb73f55 (このIDを非表示/違反報告)
honoka(プロフ) - Sugarさん» え、いいんですか！？全然OKです！ (2019年5月27日 15時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - あの...夢主ちゃんって描かせて頂いても？ (2019年5月27日 15時) (レス) id: 49dcb73f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：IH | 作成日時：2018年12月12日 1時
