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カツリと音の高い靴が荷台の中を歩く。
警備隊「……」
無言で検査しているから余計怖いものだ。しっかりと見ているのか此方にはすぐ来そうにないが、逆に見つかってしまう可能性が高いと考えると、隙をついてここから逃げるしかない
しかしどうやって逃げる？相手は警備隊だ。そう簡単に逃げられる相手ではない。万が一見つかって捕まってしまったら。発砲され撃たれてしまったら。そんな考えが頭を支配して余計に考えられなくなってくる
警備隊「一列特に何もなし」
『っ』
さっきの足音よりも声が近くなっており思わず手で口を塞ぐ。足音がしなかった、一体ここではどんな教育をしているんだ…明らかに普通ではない。
バサりと近くで音がする。美味しそうなオレンジの匂いが鼻を掠め、お腹が鳴ってしまいそう。水ばかりじゃなくてなにか食べ物を食べておくべきだったか……
太陽の光に当たって警備隊の影が私のすぐ側の床に映り、もう既に自身の後にいるのかと、身体をできるだけ縮ませた
突然警備隊が止まった。
警備隊「あれ？おっかしいなぁ」
ｶﾁﾘｶﾁﾘーーー。
何かのボタンを押しているのようで、高い音が連続で鳴る。
私が今いる場所は荷台の一番奥。段々と目が慣れてきているから感じる事はなかったが、結構暗いのだ。多分ライトでも付けようとしたが電池が切れているのだろう
こっそりと外套をフードのように被り物陰から覗くと、やはり当たっていたのか懐中電灯のボタンをカチカチと押し手で叩いている。
よしこの隙に逃げてしまうしかない
警備隊「あ、つい……た」
『……ぇ』
一歩踏み出し隠れていた木箱から出ると同時に、眩しい光が照らされ眼前を漂白する。お互いに固まってしまい、またライトが不具合で切れた瞬間
私は走った。
後ろで怒鳴る声が聞こえ、止まらなければ行けないのに。恐怖と焦りに支配され足を止めることは出来ない
警備隊「おい！…くそっ！！こちら北門警備3班!!」
〈２班隊員「はい。どうされました？」〉
警備隊「北門からの物資輸送中の荷台に隠れ込んでいた人物が一人。外套をフードのように被っており、破れていますが我々国ではない紋章があります。南西に向かって路地裏を通り現在逃走中です。」
〈２班隊員「了解です。4班の方にはこちらから連絡しておきますので、今日の見回り当番であるコネシマ様にご報告お願いします」〉
警備隊「了解」
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honoka(プロフ) - Sugarさん» ありがとうございました！早速見に行きます！ (2019年6月2日 15時) (
レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - honokaさん» できました〜(*‘ω‘ *)私の作品のイラスト置き場。の所に投下したので見ていただけると幸いです〜(*^-^*) (2019年6月2日 14時) (レス) id: 49dcb73f55 (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - honokaさん» あまり上手いとは言い切れませんが頑張ります！ (2019年5月27日 17時) (レス) id: 49dcb73f55 (このIDを非表示/違反報告)
honoka(プロフ) - Sugarさん» え、いいんですか！？全然OKです！ (2019年5月27日 15時) (レス) id: 9e38ce5fa2 (このIDを非表示/違反報告)
Sugar(プロフ) - あの...夢主ちゃんって描かせて頂いても？ (2019年5月27日 15時) (レス) id: 49dcb73f55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：IH | 作成日時：2018年12月12日 1時
