いずれ戦う者達1 ページ37
『…なきりアリス……
薙切ぃ?』
女子生徒基アリスの苗字を復唱した
「そう
私とえりなは従姉妹どうし
5歳まで一緒のお屋敷で過ごしていたの」
「お嬢っ…
こんなところに居た…
何してんすか」
声のする方を向けばアリスと一緒に行動を共にしている男子生徒がやって来た
「あら
ちょうどいいところに!
さぁ説明なさい」
「は?」
「私の生い立ちを幸平Aチャンに紹介するの!」
「はぁ…
えぇっと…
アリスお嬢はえりなお嬢の従姉妹で…」
「そうはもう言ったわよ!
もういいわ!
私から話します!」
彼に任せられなくなったアリス学校代わりに説明する
「私のお父様はお母様の故郷である北欧…
デンマークを本拠地として『薙切インターンナショナル』を設立しました
そこは分子ガストロノミーに基づいた最新の調理技術の研究をはじめとして味覚や嗅覚のメカニズムを探求する大脳生理学までも包括している…
美食の総合研究機関なのです!」
彼はただぽけ〜っと黙っていた
「私は14歳までそこで過ごし遠月へやってきたの
えりなを打ち負かし遠月の頂点に立つためにね…!」
「フン…
最新技術ばかりをありがたる料理人如きに私の料理が負けるとはあり得ません」
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作者名:レンサ | 作成日時:2019年2月13日 0時