幸平の娘 番外編

もしも弟がいたら ページ11

幸平創真 (12) 小学6年生
病弱で入退院の繰り返し


✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄

『うん
ちゃんと食べたんだね
今日の夜は冷え込むから暖かくして寝るんだよ
おやすみ』

ピッと通話を切った時恵が聞いてきた

「誰と電話してたの?」

『ん?
弟だよ』

「弟かぁ…
って弟ぉ!?」

弟発言したAに恵が驚いた

「弟いるんだ」

『いるよ
入院してるけどね』

「病気なの?」

『ただ風邪が長引いて心配だから入院してんだ
まだ小学生なんだけど入退院の繰り返しで友達が少ないんだ』

「そうなんだ…」

それを聞いた恵は顔を暗くさせた

『今は商店街の人達が面倒見ててくれたんだけど一昨日から熱が下がらないらしくて入院したってメール送られてきたんだ』

「心配じゃないの?」

『心配だよ
だから明日見舞いに行くんだけど恵も一緒に来る?』

「いいの?」

『うん創真に恵のこと紹介したいからさ…』

「創真って弟くんのこと?」

『そうだよ
確かなスマホに写真があるはず
あった』

スマホの写真を開き恵に創真を見せた

Aのような赤い髪でツンツンとしており美味しそうに料理を食べている姿やAと一緒にピースしている写真などがあった

『他にも沢山あるけどアルバムは実家に置いてきたんだよね』

「仲良しなんだね」

『可愛い弟だからね
さてそろそろ寝ようかな
おやすみ恵』

「おやすみAちゃん」

2人は自室に戻り寝た

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