スペシャリスト3 ページ26
一｢我が同士になるがいい!
邪眼(イビル・アイ)｣
深雪｢お兄様……?｣
目を合わせた途端無意識にCADを持っている右手を下げてしまった
一｢ハハハハハハ
君はもう我々の仲間だ!
では手始めにここまで共に歩んできた君の妹をその手で始末してもらおう!
妹さんも最愛の兄上の手に掛かるなら本望だろう!!｣
手に掛かるなら本望?
残念私は何もかかってないわよ
玲『猿芝居はいい加減に止せ
見ている方が恥ずかしくなる』
一｢な……!?｣
私を見て驚く司一
さて種明かしといこう
玲『お前が仕掛けた邪眼(イビル・アイ)
その正体は催眠効果を持つ光信号を相手の網膜に投射する光波振動系魔法
映像機器でも再現可能な単なる催眠術
新ソビエト連邦成立前にベラルーシが熱心に開発していた手品だったな
壬生先輩の記憶もこれですり替えたのか?』
深雪｢!
お兄様…
では……｣
深雪と気付いたようね
玲『そう壬生先輩の記憶違いは不自然な程激しいものだった
聞き違いの直後は動揺しているからあんな極端な思い込みをすることもあるだろう
だが普通は時間経過共に冷静になっていくもの』
深雪｢この……
下種ども……!｣
深雪はすごい剣幕だった
一｢何故効かない……!?｣
玲『つまらない手品だ
メガネを大袈裟に投げることで右手に視線を逸らしその隙に左手でCADを操作し魔法を発動するつもりだったんだろうが起動式が見えていれば魔法の内容もその対処法もわかる
起動式の読み込みの直前その一部を抹消した
お前のちゃちな魔法など肝心の睡眠パターンがなければただの光信号だ』
一｢貴様一体…｣
とうとう本性を露にしてきたわね
玲『一人称は｢君｣じゃなかったのか?
大物ぶっていた化けの皮が剥がれているぞ』
私は下げたCADを構え直した
一｢うっ
撃て!!
撃てぇ!!｣
部下たち｢!?｣
銃器を構えていた部下たちは撃とうしたが私か先にCADを発動させ銃器はバラバラに分解された
部下｢な…
なんだこれは!?｣
部下｢武器がバラバラに……｣
一｢くっ｣
玲『待て!』
部下｢この……!!｣
混乱に生じて逃げる司一を追いかける私の背後から1人の部下がナイフを持って襲いかかろうとした
けど
ヒュウッ
部下｢う…!?｣
ヒュオオオ
部下｢あ…
ああ…っ｣
ピキピキッ
その部下は凍りナイフと落とした
深雪｢愚か者｣
凍った原因は深雪が発動させた魔法だった
玲『程々にな
お前の手を汚す価値のない連中だ』
深雪｢はい
お兄様｣
再び司一を追った
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レンサ(プロフ) - 零さん» 頑張ります! (2019年2月16日 13時) (
レス) id: 6d7ff987c8 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き、ありがとうございます。頑張って下さい！ (2019年2月16日 13時) (レス) id: 3aeee74b29 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - 零さん» ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2018年12月23日 15時) (レス) id: ac2149fdb8 (このIDを非表示/違反報告)
零 - とても面白いです。続きを楽しみにしています。 (2018年12月23日 15時) (レス) id: 659ff4fdc1 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます。確認しなかった私のミスです。先程外しました。 (2018年10月21日 9時) (レス) id: 54802ccd7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レンサ | 作成日時：2018年10月21日 7時
