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戦場に臨む5 ページ22
ジュワァァ
Aの調理台からフライパンで焼く音が聞こえた
「まだ居たのかよ編入生
すっかり大人しくなったじゃねぇか
3日前の威勢はどこ行ったんだぁ?」
ジュウウウウ
水戸が挑発してもAは言い返さない
「…けっ
何か言い返してみろよ情けねぇ」
『私は語る必要は無い…
じきに私の丼が雄弁に語り始めてくれるからさ』
ジュウ ジュウ
「ーーあぁ?」
『それに調理場で喋り過ぎる料理人は腕が信用ならないってのは常識だよ?』
「な…」
水戸は恥ずかしくなり顔がカァァァと赤くなった
「なめてんのかテメェッ!」
水戸が言い返した瞬間
ジュウゥゥ フワァ ビクンッ
「!!!」
Aが使っているフライパンから匂いが広がり水戸の体が反応した
「(なっ…
コイツッ…
いったい何をーー?)」
「＜さぁ間もなく時間です!
盛りつけに入ってくださーい＞」
恵達が見守る中カーンと終了の合図が鳴った
「＜それまでー!
これより審査に入ります
両者品を前へ!＞」
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作者名：レンサ | 作成日時：2018年7月17日 13時
