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たくらみ3 ページ9

「相手
薙切アリス!!?
ク…
クジ運悪すぎじゃない!?」

Aの対戦相手に驚く涼子

『どのみちぶつかるんだからさっさと当たれてラッキーじゃん
にしても榊の慌てる顔とか珍しいねー』

対してAは笑っている

「笑ってる場合じゃないでしょ!!
い…今の所
どんなお弁当で行く予定なの!?」

『のり弁だよ!』

「のり弁……!
(なんて幸平さんらしい弁当……)」

『あれ?
何で脱力してるの榊?』

Aの作る予定の弁当を聞いた涼子は力抜けたように脱力した

「脱力もするわよ!
ど…どうしてのり弁なの!?
よりにもよってそんな安い弁当にしなくたって他にいくらでも……」

『ぬ…
そこまで言うなら試食してみる?』

Aは早速試作した弁当を涼子の前に置いた

『「ゆきひら流
のり弁(プロト版)」!』

「まずは白身魚…
見事なきつね色…
白身魚のフライを口に入れる」

ざくっ ふわぁぁぁあ

「………!
!!…なんて軽い食感!
どうして!?
こんなふわふわに…」

『これはね…
ビールを使って揚げてるあるの!』

「そうか…!
アルコールの持つ性質のおかげね!
(揚がる際水よりも早く発揮するからべたつかないでふんわり軽い食感に揚がってるんだわ)」

涼子は次のおかずを食べた

「魚から作った自家製ちくわの『磯辺揚げ』も…
すごい旨味が溢れてくる…
それにこのソース…
ただのタルタルソースじゃ…ない!?」

『そう!
タルタルには普通のピクルスを使うけど…
これは“らっきょう”と“柴漬け”で作ってあるの
よりまろやかな味になってごはんにもよく合うの』

「(あぁっ…
すごい…
この旨味が口にある状態にご飯をかき込むっ…)」

ガドッ


──ああっ
磯の香りが


「包みこむで候」





急に現れたキャラクターに涼子はバッと振り返るも既にいない

「(香ばしく味付けした海苔!!
これが全ての具をやさしく受け止めまとめている…!!
ほのかな磯の香りとまろやかな旨味によって弁当全体のバランスをとっているんだわ!)」

『海苔が仕切りになってくれるからおかずの味がご飯に染みない
しかもご飯の上におかずが載ってると冷めにくいしね
のり弁には最強クラスの味のまとまり…
総合力がある!
まさに弁当の王道…!!
だからこそ底知れない可能性を持っていると思うの──
(これを更に進化させて薙切アリスに勝つ方法を探る…)
…………
もう一回予選の録画観てみよう』

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設定タグ:食戟のソーマ , 成り代わり , 女主   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:レンサ | 作成日時:2021年8月27日 19時

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