補欠の義務2 ページ41
真由美「競技は今も続行中よ
今十文字くんが大会委員と折衝中なの」
…ということは選手の入れ替えを特例として認めさせようとしているのかしら?
真由美「ねぇ
玲さん
少し相談したいことがあるんだけどチョッと来てもらえないかな」
七草生徒会長に案内されたのは椅子とテーブルがセッティングされており私達は椅子に座った
真由美「玲さんの意見が聞きたいの
今回のモノリス・コードの件
摩利の事件と同じく
何者かの妨害工作ということはないかしら?
玲さんはCADに細工をされた可能性を指摘していたわよね?」
玲『起動式を入れ替えた痕跡があれば立証も可能でしょうが…
期待はできませんね』
真由美「…玲さんの考えているとおり当校が狙われているとして…
目的は何かな?」
さて…
どこまで話していいのかしら…
玲『──実は口止めされていたのですが開幕直前にホテルに武装して不法侵入しようとした賊がいました』
真由美「!」
玲『今回の九校戦にちょっかいを出しているのは香港系犯 罪シンジケートらしいです』
真由美「…初めて聞いたわ
とこでそれを?」
玲『現場にたまたま居合わせたんです』
真由美「教えくれてありがとう」
玲『その代わり他言無用でお願いします』
私がそう言うと七草生徒会長は右手を上げて約束してくれた
真由美「…やっぱり相手が誰だかわかると違うわね
不謹慎だけど少し気が楽になっちゃった…」
玲『…他所では聞かせられないセリフですね』
真由美「大丈夫よ
玲さんの前でしかこんなこと言わないから」
──それにしても
妨害工作ね──
アナウンス「<新人戦
ミラージ・バット決勝
試合開始>」
ピィーッ
夜になりほのかとスバルの新人戦ミラージ・バットの決勝が始まった
いよいよ決勝…
ミラージ・バットで勝利するために必要なスキルは二つ
如何に早く球体の投影位置まで跳び上がるか
もう一つは如何に早く投影位置を把握するか──
光球が決像するまでのコンマ数秒の間に知覚できれば大きなアドバンテージになる
ピシッ
アナウンス「<光井選手
ポイント!>」
ほのかとスバルは次々とポイントを獲得していく
アナウンス「<試合終了!>」
ビィィィ
結果はほのかとスバルのワンツーフィニッシュで新人戦女子ミラージ・バットは幕を閉じた
401人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レンサ(プロフ) - 鮭大根大好きの妹さん» コメントありがとうございます!頑張ります!! (2020年12月28日 16時) (レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根大好きの妹 - 初コメ失礼します!深雪可愛いすぎる,!更新頑張ってください! (2020年12月28日 11時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - ゆりりんさん» コメントありがとうございます!月1更新ですが頑張ります! (2020年12月27日 20時) (レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - なぜ星は一回しか押せないのか…あっ続きを楽しみに待ってます(*^-^*) (2020年12月27日 19時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:レンサ | 作成日時:2020年7月12日 20時