【魔法科高校の劣等生】私は深雪の姉5

新人戦〜同級生対決〜1 ページ37

九校戦六日目
＜新人戦三日目＞
女子アイス･ピラーズ･ブレイク決勝戦

深雪と雫の同級生対決なだけあって客席は既に満員
私は両隣りには渡辺風紀委員長と七草生徒会長

真由美｢北山さんと深雪さんの決勝戦
玲さん
本当は深雪さんの方につきたかったんじゃないの?｣

玲『ええ』

私は即答した

摩利｢…あっさり認めたな
シスター･コンプレックスという言葉を知っているかね?｣

玲『肉親を応援するのが何故シスコンにつながるのか理解しかねましすが?』

真由美｢うわっ聞いた?
摩利この子開き直っちゃったわ｣

摩利｢重症だな
完治の見込みはないんじゃないか?｣

私を挟んでヒソヒソと話すけどしっかりと聞こえている

アナウンス｢＜只今より新人戦女子
アイス･ピラーズ･ブレイク決勝戦を開始します
選手入場
第一高校
司波深雪さん
同じく第一高校
北山雫さん＞｣

観客の熱気が高まった所で櫓から現れた2人

ピィィィィィ ヴン カッ

開始と同時に魔法を発動させた2人
深雪はAランクの魔法『氷炎地獄(インフェルノ)』を発動
対する雫は『情報強化』で氷柱自体の温度改変を阻止し『共振破壊』で粉々にするつもりね

真由美｢どうかしら…
深雪さんの自陣エリアは──
全ての運動エネルギーが減速される｣

雫の顔は強ばり深雪は涼しい顔でをしており両者譲らない互角の勝負だったが雫の氷柱が少し溶け始める
雫が振袖の袖口から取り出したものに深雪は目を見開く
なぜなら──

摩利｢CADの同時操作!?
サイオンを完全に制御できなければ干渉しあって両方使えなくなるぞ!
北山はできるのか!?｣

玲『ええ
私は逆にそれを利用したこともありますが──
深雪はまだ同時操作を会得してません』

雫が振袖の袖口から取り出した拳銃形態の特化型CAD
そして

ドボァァァ

ついに深雪の氷柱1本が雫が放った攻撃でダメージを受けた

雫が放った魔法は振動系魔法
『フォノンメーザー』
超音波の振動数を上げ量子化して熱線とする高等魔法

次に深雪が放った魔法

ビュオオオオ ビキビキ

摩利｢全フィールドに及ぶ氷の霧
…『ニブルヘイム』…だと?｣

『ニブルヘイム』で最大レベルでマイナス200℃の大規模冷気塊を敵陣にぶつけて氷柱を付着させて液体窒素を再び『氷炎地獄(インフェルノ)』で急激に加熱させて一瞬で気化させて破壊した深雪の優勝で新人戦女子アイス･ピラーズ･ブレイクは幕を閉じた

新人戦〜同級生対決〜2→←新人戦〜氷炎〜4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す