花形と裏方3 ページ10
スピード・シューティング＜準々決勝＞
エリカ｢玲
こっちこっち!｣
席はすでに満員
エリカ達は固まって座っていたが私が座る席を残してくれていた
玲『もう満席
すごい人気ね
…幹比古は?』
美月｢気分が悪くなったみたいです
この熱気ですし私も眼鏡がなかったらダウンしてたかもです
こんなに会場が混んでいるのも会長が出場されるからですね｣
ほのか｢準々決勝からは紅白対戦型なのよね
会長のクレーは何色?｣
雫｢赤だよ｣
ピーッ
シグナルが全て灯り開始の角笛が鳴ったと同時に赤と白のクレーが有効エリアの中へと入り七草生徒会長が2枚の赤のクレーにひとつずつ弾丸を作り破壊した
キィィィン キュンッ パン パァン
レオ｢ドライアイスの弾丸で赤のクレーを一つずつ撃ち抜いてる
やっぱ速えなぁ〜｣
雫｢相手の戦法の方が効率が良くて一般的…
予選と同じ戦い方をする会長は珍しいよ｣
次々とクレーを撃ち抜く七草生徒会長
しかし相手が撃ち抜くクレーが死角なってしまった
が──
パン
相手選手｢!!?｣
観客｢今…
下からだ｣
観客｢下から当てたぞ!
どうやって!?｣
死角なっていたクレーを七草生徒会長はいとも簡単に撃ち抜いた
深雪｢知覚魔法『マルチスコープ』なら死角はありません｣
玲『ええ
そして七草生徒会長なら全方位から撃てるわ』
なぜなら
作り出すのは弾丸じゃなく
その銃座──
玲『｢魔弾の射手｣
ドライアイスの弾丸を撃ち出す魔法｢ドライ・ブリット｣の射出点をコントロールするバリエーション
十師族・七草真由美が得意とするAランク魔法よ』
七草生徒会長のプレイを見て盛り上がる観客席
レオ｢そんなんアリかよ…
隙がねぇ…｣
玲『スポーツ競技だからまだいいけど…
想像してみなさい』
もし
ここが戦場で
もし殺傷力を最大にした｢魔弾の射手｣を使われたら
ほのか・雫｢!!!｣
美月｢ぜ…
全滅…
です｣
レオ｢…そんなん
アリかよ…｣
私が放った言葉にそれぞれ反応を示す
玲『そうよ
たった一人でも戦争を勝利へと導く切り札となりうる
それが日本最強の魔法集団
｢十師族｣というものよ』
相手の選手はクレーを外した
玲『高校生レベルでは勝負にならないわ』
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レンサ(プロフ) - 鮭大根大好きの妹さん» コメントありがとうございます!頑張ります!! (2020年12月28日 16時) (
レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根大好きの妹 - 初コメ失礼します！深雪可愛いすぎる，！更新頑張ってください！ (2020年12月28日 11時) (レス) id: 206c89cdd5 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - ゆりりんさん» コメントありがとうございます!月１更新ですが頑張ります! (2020年12月27日 20時) (レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - なぜ星は一回しか押せないのか…あっ続きを楽しみに待ってます(*^-^*) (2020年12月27日 19時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レンサ | 作成日時：2020年7月12日 20時
