目覚めの口づけ1 ページ8
｢実家を離れてから3ヵ月ちょい…
お前がどれだけ成長したか
あるいは成長してないのか
見せてみなっ
…A!｣
『………へっ』
Aは口角を上げた
『唐突に帰ってきたかと思ったらいきなりソレなの
父さん』
｢ん…
どーした
やのんか?
やんねぇのか?｣
『戦るに決まってる!』
Aはケースの中から包丁を取り出した
｢さて…
お題についてだか
審査員の方ー
今食いたい物は何だ?｣
『審査員?』
｢ふふ…
勝負好きは遺伝かい?
似たもの同士だね
まったく!｣
『ふみ緒さん!』
城一郎が審査員として呼んだのはふみ緒が出てきた
｢昨日の晩
城一郎に頼まれてね
この勝負アタシが取り仕切るよ!｣
｢いやぁ…
これは見物ですね｣
『ビックリした!
いつの間に!?』
｢一色!
何でアンタが居るんだい!!｣
いつから居たのか一色は褌姿でふみ緒の隣にいて椅子に座っていた
｢ふふ…
朝の畑仕事の帰りでね
面白そうな勝負の匂いを嗅ぎ付けたもので!｣
『嗅ぎ付けた…?』
｢なんて目ざとい…｣
爽やかに笑う一色に少し引くAとふみ緒
｢ふんっ
じゃあ一色は見学してな
審査員は奇数じゃないと…｣
ガチャと音のする方を向くとパジャマ姿の恵が冷蔵庫を開けて飲み物を飲んでいた
『め
恵…?』
｢あれぇ…?
Aちゃんおはよぉ…｣
『うわっ
どうしたのソレ!
目の下のクマ凄いよ!?』
恵の目の下には濃いクマができていた
｢うん…
ちょっと眠れなくて…
選抜の事考えてたら今から緊張しちゃって…
えへへ…｣
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レンサ(プロフ) - ウミソラさん» ありがとうございます!これからも頑張ります!! (2020年5月5日 11時) (
レス) id: deb4c4cfdc (このIDを非表示/違反報告)
ウミソラ(プロフ) - いつも更新されるのを楽しみにしています!!!これからもお話頑張ってください!!!応援しています!!! (2020年5月5日 11時) (レス) id: f06a1e9de4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レンサ | 作成日時：2020年4月21日 18時
