指名と任命3 ページ30
深雪は私を見ていたのでコクと深雪に相づちをうった
玲『(深雪…
貴女が気後れすることはなにもない
ただ「Yes」と返事するだけでー)』
深雪は返事をしようと私は思っていた
深雪「会長は兄の入試の成績をご存知ですか?」
玲『ーっ!?
(な…何を言い出すつもり深雪!?)』
真由美「七教科平均96点
断トツのトップ
すごいですよね」
深雪「…有能な人材を生徒会に迎え入れるというのなら私よりも兄のほうが相応しいと思います」
玲『おいっ深…』
私は深雪を止めようとしたが深雪には聞こえてなかった
深雪「デスクワークに実技は関係ないと思います
むしろ知識や判断力の方が重要なはずです
わたしを生徒会に加えていただけるというお話は大変光栄です
喜んでお引き受けしたいと思います
ですか…」
玲『み…』
深雪「兄も一緒に生徒会に入る訳にはいきませんでしょうか?」
深雪の発言により室内は静かだっ
玲『(ちょっと待って深雪!?
私はここまで妹に悪影響を与えていたの!?
過ぎる身贔屓は不快にしか思われない貴女じゃないでしょう
…まさか最初からそのつもりで此処にー)』
でも深雪の思いは届かなかった
鈴音「残念ながらそれはできません」
市原先輩がきっぱりと言い放った
鈴音「生徒会役員は第一科の生徒から選ばれます
これは不文律ではなく規則です
この規則は生徒会長に与えられた任免権に課せられる唯一の制限事項として生徒会が現在のものとなった時に定められたものでこれを覆すためには全校の参加する生徒総会で制度の改定が決議される必要があります
決議に必要な票数は在校生徒の三分のニ以上ですから一科生と二科生がほぼ同数の現状では制度会改定は事実上不可能です」
市原先輩は一語一句間違わずにスラスラと言いきった
真由美「現行の体制が正しいとは思っていないけれど
ごめんなさい」
深雪「…いえ申し訳ありませんでした
分を弁えぬ差し出口をお許しください」
そう言い深雪は座った
玲『(深雪)』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 270人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
どゆこと？ - ﾜｹﾜｶﾗﾅｲﾖｰ (2023年1月24日 20時) (
レス) @page8 id: dc300e8072 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - みずさん» 遅くなってすいません。女口調なのは、後に女性用の制服を着せるので、そのために女口調にさせています。 (2015年11月11日 21時) (レス) id: 9d8d466d12 (このIDを非表示/違反報告)
レンサ(プロフ) - 心音さん» こんなに評価してくださってありがもうございます!不定期の更新ですので、最後まで読んでくださると嬉しいです！ (2015年7月30日 16時) (レス) id: f6826832da (このIDを非表示/違反報告)
心音(プロフ) - 初めまして!心音と申します＾＾アニメを知らずに読んだ奴が言うことではないかもしれませんが、文章による表現力が高く、物語の情景や世界観がすごく伝わり魅了されました!素敵な作品に出会えて嬉しいです(*^^*)更新、楽しみにしてます! (2015年7月30日 14時) (レス) id: 883c3513bc (このIDを非表示/違反報告)
みず - すいません。男装なのに女口調でいいんですか？？ (2015年7月2日 23時) (レス) id: ca4e8dbbdf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レンサ | 作成日時：2015年4月8日 20時
