第二話 ReLIFEの転機は珈琲とともに ページ10
「珈琲3つ」
「はいよ」
そう答えて、おばちゃんはカウンターの奥へと戻っていく。
ここは喫茶処『うずまき』。珈琲の香り漂うレトロな雰囲気の店内の窓際に並ぶテーブル席に腰掛けるのは、
太宰さん、
国木田さん、
―――そして、私。
「(状況が全く分からない!!)」
およそ30分前。テロリスト達は警察に回収され、私は太宰さん達をもう一度拝められた幸せを嚙みしめながらその場を離れようと足を踏み出した、その時。
「待ち給えよ、勇敢なお嬢さん」
と太宰さんに呼び止められた。彼は「探偵社員として少女を助けてくれたお礼がしたい」と私に申し出てきた。
私はうまく断ることが出来ず、太宰さんに流されるまま『うずまき』の入口をくぐってしまった。
というわけなのだが。
一端のモブに過ぎない私がこんな神々しい方達とあろうことか同じテーブル席に座っているというこの状況にいまだに頭が追いつかない。
脳が処理落ちしそう。
別に、私なんかに声を掛けることないのに・・・。
そう思いながら隣に座る太宰さんをちらりと盗み見る。彼は頬杖をついてこちらにニコニコと微笑んでいる。
おっふ・・・・・・!!
イケメンだ・・・文句無しに美しいッ・・・!!加えてなんかいい匂いする・・・!
顔が熱い。私はすぐに視線を自分の膝に移した。
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ニコ(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります! (2018年9月29日 16時) (レス) id: 3298d86e75 (このIDを非表示/違反報告)
かき氷(プロフ) - ニコさん» はい!コメントは消しておきました!!再新頑張って下さい!!応援してます!! (2018年9月29日 15時) (レス) id: 2d2e894556 (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!フラグ外しました。気づいていなかったので、助かりました。 (2018年9月29日 15時) (レス) id: 3298d86e75 (このIDを非表示/違反報告)
なつ。(プロフ) - 面白いです! でも、オリフラついているので、作成画面で再確認お願いします。 (2018年9月24日 20時) (レス) id: d5d4dc728a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ニコ | 作成日時:2018年9月17日 16時