R.O.S.E 2

愛してる ページ15

「……俺、Aのこと愛しすぎて……いつか……殺しそう……」





「………」





「…ウヨン……私も…同じだよ？」





ギュッとウヨンを抱きしめる…





「……私も、ウヨンのこと……愛してる」






「…私、ウヨンになら…殺されても、いいよ？」





「………A…」




私たちは、唇を寄せて



キスをする……





何度も何度も…角度を変えて繋がる唇……





「…ウヨン…？」





「…ん？…」




ちゅ、っと音をたてて離れる唇




「……私も、シルシ…付けたいけど……ダメだよね…？」






「……」




くるっと背中を向けるウヨン





「？」





「……この辺なら…大丈夫、付けて？俺に、Aのシルシ…」





「……ウヨン…」





私はウヨンの背中の右肩辺りを強く吸う……





……私の、痕がウヨンに残る……





……あ、なんか……





…胸が締め付けられる……






「…A？……なんで、泣いてるの？」





ウヨンが振り返って私の目元に手を伸ばす……






「……なんでだろ？……ウヨンのこと…愛してるって思ったら…涙が出て来た……」





ぎゅってウヨンが私を抱きしめる…






「…俺たち、いつの間にこんなに愛しあってたんだろ？」






「最初は……名前も知らなかったのに…」




「カラダだけ…繋がってたのに……今はココロも……繋がってる……」





「……」





「……おれ、【恋】とか、【愛】とか…そうゆうの…めんどくさかったんだよね……」





「……俺、A相手なら……どれだけでも【愛】せるよ…」





ってウヨンが優しく笑う…





「…私も、そういう面倒なこと、イヤだったのに……人って、変わるんだね？」





って私も笑う





「……ウヨン？私、ウヨンが思ってるよりずっと、あなたのことを愛してるみたい」





「…俺の方が、Aを愛してるよ？」






オデコを合わせて笑い合う…





そして、キスをする…

狂おしいほどに…→←紅いシルシ※大人表現あり

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