ー ページ12
『わ!すごい!ピッタリだ!』
『似合ってる、よかった。』
サイズもピッタリで、
デザインも、彼女にすごく似合ってた
『わぁ!嬉しいー!前のよりも、気に入ったかもー』
立ち上がって、靴をみながら喜んでる
『よかった。気に入ってもらえて』
『……ありがとう。これ。素直に、受け取っちゃうね?』
彼女が嬉しそうに、僕を見上げる
『うん!ぜひ!』
『新しい靴、履くとどこかへ出掛けたくなっちゃうよね』
『旦那さんと、どこかデートへ、行ってください』
彼女の左手の薬指に、指輪が光っているのは
この前の時から、気付いていた
……それでも、僕の胸は高鳴ってしまっていて
彼女がキレイだから、
僕も男だし、この高鳴りにとくに意味なんかないって、そう思おうとしていた
『………あぁ……あはは!そうします』
そう言って笑った彼女の表情が、少し悲しそうで
なんか、気になった
『……旦那さんは、いつも遅いんですか?』
『……あぁ……ほとんど、帰ってこないから』
『忙しいんですね』
……だから、寂しそうな顔をしたのか
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
hana(プロフ) - 麻樹子さん» いつもありがとうございます!いつもなんだかんだハッピーエンドしか書いてこなかった私としては初めての切ない終わりでした😢良かったと言ってもらえて、よかったです! (2022年3月31日 7時) (レス) id: 9169b54294 (このIDを非表示/違反報告)
麻樹子(プロフ) - 切ない…けど良かったです (2022年3月31日 7時) (レス) @page48 id: 680a9bd736 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:hana | 作成日時:2022年2月25日 8時