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「昼間は嫌いなのか？」
心底不思議そうにヴァイスは問う。
「好きよ。でも、太陽も昼も私には眩しすぎるの。夜は、嫌いだけど居心地がいいの。大っ嫌いだけど。──私は、夜でしか生きていけなくなったの」
少女、「白瀬かごめ」は死んだから。今生きているのは、夜で男を、全てを魅了して支配する「フィオナ・S・ムーンアクト」だから。心の中でそう呟く。
「……そうかぁ？」
「分かんないよね、ヴァー君には」
もう帰ろう、そう言おうとした矢先だった。
「お前、昼間だって充分生き生きしてるぞ。というより、今日あれだけ俺の休日奪っておいて『さっさと夜になれ』なんて許さん。俺はさっきまで『もう終わりかぁ』って寂しかったのに」
なにそれ、子供みたい。とにかく話を終わらせたくてそう笑ってみせるも、何故か今回彼は、そのお道化に乗らなかった。
「この前グレイと楽しそうに悪巧みしてたし、銘とだって並んで虫の観察をしてた。夜行性じゃない奴な。まあ何だ、『眩しい』とか『早く終われ』とか言いながら楽しんでんじゃねえか」
そういえば、と心の中でフィオナは指折り数える。泥だらけになってまで虫を捕まえる？ そんなこと、「完璧な女」はしない。義忠にするバカなイタズラ計画を誰かと練る？ そんなこと、多分「フィオナ・S・ムーンアクト」はしない。夜にしか生きられない女に、そんなことはできない。
じゃあ、もしかしたら。まだ、「白瀬かごめ」は──
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紫清(プロフ) - 桐箪笥さん» なんですかねそれ尊すぎやしませんか？？ そしてそれを桐箪笥さんが書いてくれる、と……（控えろ） (2020年1月1日 0時) (
レス) id: 840643cfcd (このIDを非表示/違反報告)
桐箪笥(プロフ) - 紫清さん» なんだかその後に早朝、神社などに思った訪れて御籤を引いてみんなで甘酒でも呑むのかな…と想像してしまいました。ごめんなさい、つい…想像が止まらない… (2019年12月31日 23時) (レス) id: c5094549cd (このIDを非表示/違反報告)
紫清(プロフ) - 桐箪笥さん» グレイくんはそういう所Z要領良さそうだなと思いまして笑 私も、彼らの幸せそうな姿が書けて楽しかったです！ (2019年12月31日 22時) (レス) id: 840643cfcd (このIDを非表示/違反報告)
紫清(プロフ) - くろせさん» ありがとうございます！ 昇華隊の野郎共はいいですよね！！（負けじと大声） (2019年12月31日 22時) (レス) id: 840643cfcd (このIDを非表示/違反報告)
桐箪笥(プロフ) - グレイ…とことんやるだけやって責任放棄ですか、そうですか← 幸せそうなみんなが見れて感無量です！ (2019年12月31日 22時) (レス) id: c5094549cd (このIDを非表示/違反報告)
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