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_____数日後。





生徒会の仕事で忙しかった為、中々時間を取れなかったが今日漸く一段落ついた。





『会長。此れ、終わったので此処に置いておきますね』





次の生徒総会に向けての資料を空いている机にドサッと置き、時計をチラリと見る。





うん、此の時間帯ならまだ間に合いそう。





会長「お疲れ様。今日はもう帰って大丈夫だよ」





『其れじゃあ失礼します!お疲れ様でした!』





会長「お…おぉ」





うーん…引いてしまうのも無理は無い。





会長が言ったのと同時に荷物を手に持ち、急いで生徒会室を出たのだから。





後ろから“廊下は走るなよー”と、声が聞こえてくるが、今日は致し方ない。許して会長。
















『はぁ…はぁ………着いた』





街中を走りに走って漸く着いた探偵社があるビル。





私の片手にもしっかり傘が。





………よし、息も整ったし中に入ろう。





建物内にあるエレベーターに乗り込み、太宰さんから予め探偵社が何階にあるか聞いていたので、其の階の数字をポチッと押す。





『此処が…武装探偵社』





失礼かもしれないが、思ってたよりもシンプルだ。





武装って付いているからもっとこう…見張りとか居るものかと…。





太宰「おや…久し振りじゃあないか」





刹那、私の背後から何者かが声を掛けてきた。





いや、此の声を私は知っている。





『う…わっ………太宰さん、背後から急に声を掛けるの辞めて下さい。驚きます』





太宰「済まないね。見知った人物が探偵社のドア前で佇んでいたものだから……つい」





後ろを振り返ると、数日ぶりに見る太宰さんが此方を面白そうに見つめていた。





其の顔は相変わらず整っている。





て…違う違う。





『えっと…傘を返しに来ました。先日はありがとうございます。凄く助かりました』





太宰「いいのだよ。…そうだ。折角なら探偵社内を見ていくかい?」





『え、ですが仕事の邪魔かと…』





太宰「大丈夫大丈夫」





あ、此れ大丈夫じゃないやつ。





彼の適当そうな返事でそう察せられる。





…………けどまぁ多少の興味はあるので、黙っておく事にした。












太宰「たっだいま〜!」





バンッと大きな音を立てながら入った太宰さんに手を引かれ、つられて私も中に入る。





??「おいこら太宰ィ! 貴様今迄何処をほっつき歩いていたんだ!」




此の一言で彼が会社でどんな人か分かった気がした。

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恋雪 - こんにちは恋雪です。最近「文スト」見始めたばかりで、まだ3季くらいまでしか知らないのですが、太宰さん推しです。作者様の表現力すごく高くて尊敬します!!これからも更新待ってます! (2023年3月17日 13時) (レス) @page16 id: dcf3f843ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヲタクJK | 作者ホームページ:non@nikoniko  
作成日時:2023年3月16日 2時

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