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人通りの少ない小道を少し歩くと、見えてくるのは一本の大きな木。
少女はそっと、其の木の木目に触れる。
『此処なら…首を吊っても大丈夫そう』
枝の太さに満足した少女は、早速鞄から一本の縄を取り出し、結んでいく。
__________________が、
「辞め給え。其の木は一見頑丈そうに見えても、古い木だから枝が脆くて簡単に折れてしまうよ」
背後から掛かった声に、手を止める。
「君、自 殺志願者かい?」
『何で枝が脆いと知ってるんですか?』
「『…』」
「前に試したからだよ」
『自 殺志願者です』
「『…』」
『…被せないで貰えます?』
「…態とじゃないんだよ。すまないね」
フッ…と微笑んだ目の前の美しい男性に、少女は思わず見惚れてしまう。
『(綺麗な人。まるで…絵本の中の天使みたい)』
然し、少女は知らなかった。
「(此の子に心中を申し込めば快く承諾してくれるかも！)」
此の男が、如何に黒く汚れているか。
「(心中♪心中♪…美女と心中♪)」
天使とは真逆の____________悪魔の様な男だと。
始めましての方は始めましてヲタクJKです！
本っ当に新作ばっか出しててすみません。
此の作品も宜しくお願いします。執筆状態：更新停止中
人通りの少ない小道を少し歩くと、見えてくるのは一本の大きな木。少女はそっと、其の木の木目に触れる。
『此処なら…首を吊っても大丈夫そう』
枝の太さに満足した少女は、早速鞄から一本の縄を取り出し、結んでいく。
__________________が、
「辞め給え。其の木は一見頑丈そうに見えても、古い木だから枝が脆くて簡単に折れてしまうよ」
背後から掛かった声に、手を止める。
「君、自 殺志願者かい?」
『何で枝が脆いと知ってるんですか?』
「『…』」
「前に試したからだよ」
『自 殺志願者です』
「『…』」
『…被せないで貰えます?』
「…態とじゃないんだよ。すまないね」
フッ…と微笑んだ目の前の美しい男性に、少女は思わず見惚れてしまう。
『(綺麗な人。まるで…絵本の中の天使みたい)』
然し、少女は知らなかった。
「(此の子に心中を申し込めば快く承諾してくれるかも！)」
此の男が、如何に黒く汚れているか。
「(心中♪心中♪…美女と心中♪)」
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ぺぽん(プロフ) - はじめまして。この作品とっても面白いです！主人公と太宰さんが今後どうなるかが楽しみです。無理はせずに更新頑張ってください、応援しています✨ (6月21日 13時) (
レス) id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲタクJK | 作者ホームページ：non@nikoniko
作成日時：2023年5月28日 0時
