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○１８ ページ18
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半袖でいるのが肌寒くなってきた。
葉っぱは赤や黄色に染まり始めて、
秋だなぁ、なんて空につぶやいてみた。
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「失礼します」
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のんちゃんの部屋に通い続けてはや1ヶ月。
病院独特の雰囲気にも慣れてきた頃だった。
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「ベリーちゃん！今度の日曜日、暇！？」
「急に大声出してどうしたの、のんちゃん！」
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いつもに増して目を輝かせたのんちゃんは、私が部屋に入るなりそう聞いてきた。
「まぁ、暇だと思うけど…？」
「もしかしたら、今度外出許可出るかもしれんねん！」
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驚いた。
この前まで、生きる事を諦めたくなるくらい追い詰められていたのに、その後すぐに外出許可が出るかもなんて。
「ほんとに！？すごいじゃん、のんちゃん！」
「おんっ！で、その日もし外出許可でたらさ…、」
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“俺と、デート行かへん？”
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作者名：えぇふぇす | 作成日時：2018年2月15日 23時
