社畜ライフ再開２ ページ27
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その後、中々起きようとしないAの鼻を松田が摘み、「いーち、にーい、さーん……」と数えているとちょうど６あたりで「溺れる！」と声を上げて飛び起きた。
「降谷さん、松田さんおはようございます。」
「はよーー。」
「おはよう。」
「いい匂いがする……これは……お味噌汁だ。うわあ、和食だ！おいしそう。日本に帰国して初めてお目にかかる……！」
朝食が乗ったテーブルまで走っていったAが俺の作った和食を見てはしゃぐ。白米に味噌汁、焼き鮭にサラダという至ってシンプルな朝食なのだがAは飛び跳ねて喜んでいた。
……喜んでもらえるのは嬉しいが、これは詰める必要がありそうだな。
「A、帰国したのはいつだ？」
「？３週間ほど前です。」
「へえ……それから和食を食べていないんだな？Aは今まで何を食べて生活していたんだろう。」
「げっ……い、忙しくて！」
「ポアロでバイトを始める位、暇してたんじゃないのか？食生活諸々、全部白状してもらおうか。」
「ひぃ、すみません！」
話を聞けば、１日2食食べればいい方、ほとんどがコンビニ、たまにポアロで夕食を食べていたそう。ポアロでご飯を食べていたから良いものの、食生活は壊滅的だな……。仮にも、梓さんに声を掛けられていなかったら全食コンビニだったって事か。梓さんに感謝しなければ。
公安の仕事をサボっているのだから、睡眠の方は大丈夫だろうと思って聞いてみると、未プレイのゲームと漫画に明け暮れていたらしく、こちらも最低だった。
思い返してみれば、Aは生粋のゲーム好きであった。よく分からないFPSの大会には出場してたし、ゾンビをバッサバッサ倒すようなグ ロいホラーゲームも好きだったはず。それこそ携帯ゲームも色々やっている。
ゲーム用モニターの方へ目をやると、Aが昔やっていたイカのゲームの新しいものが転がっていた。思わず、溜め息が出てしまう。
「まあこれまでのことは大目に見てやる。」
「本当ですか……！」
「だが、３週間分の仕事はきっちりやってもらう。ゲームをする時間なんて微塵も無いと思っておけ。」
「そ、そんなぁ。３日後からフェスなのに……」
「いいな？」
「……了解しました！」
仕事をやり終えたら、休みを取って一緒にゲームでもするか。そんなことを考えて、涙目なAに朝食を食べさせた。結局、Aには甘くなってしまう俺も俺である。
「降谷って何か、母親みたいだな……。」
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蓮生 - 面白いです！ (2020年5月6日 17時) (
レス) id: 7a1e1b26c0 (このIDを非表示/違反報告)
カルム(プロフ) - やば…降谷さん可愛すぎる… (2019年12月2日 12時) (レス) id: a52b3e9031 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 壟薇さん» ありがとうございます。更新頑張ります！原作開始時で、２４歳の設定になります。 (2019年11月20日 0時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
壟薇 - 面白いです！更新頑張ってください！質問ですが夢主ちゃんは何歳なのでしょうか？ (2019年10月28日 21時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 雨上がりのcrewさん» ありがとうございます。自分の趣味を詰め込んだ作品でもあるので、私得と思ってもらえて嬉しいです……！更新頑張ります！ (2019年7月9日 0時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年10月6日 19時
