アイドルな彼ら２ ページ2
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生徒会室にはもちろん、白布くんだけでなく他の2人……赤葦さんと、国見くんもいるはずだ。
白布くん一人ならまだしも、あんなキラキラした彼らに怒られるなんて。心への負担が大きすぎて、私は明日から学校に行けなくなってしまうかもしれない。
しかし、私の友達たちは想像以上に盲目なようで、耳を疑うような発言をした。
「白布くんに怒られるならいいッ！それだけで幸せ！」
「……代わる？いいよ、私教室にいるから。」
Stellaは大好きだけど、一対三で会いたいわけじゃない！遠くの方で見てるだけで幸せなの、私は！
そうして放送にも従わず、ぐだぐだと話しているとそんな私を監視しているかのようにまた放送が鳴り、肩が跳ねた。
放送を知らせるあの音が、とてつもなく心臓に悪い。
「……早く来いと言ったはずだ。遅すぎる。俺はクラスまで迎えに行ってやってもいいんだが。」
「それは七瀬さんが可哀想だよ。」
「京治が言うからこうやって大人しく待っててやってるんだ。早くしろ。」
テレビで聞くような仲のいい会話にクラスの女子たちはうっとりしているようだった。
本来ならば、私も彼女たちと同様にきゃーきゃー言ってたに違いない。でも、呼び出しがあってからは恐怖しか生まれない。
私に怒ってるであろう白布くんの声が聞こえた所で、放送がまたブチッと途切れた。
「キャー！！黒王子！」
案の定、クラス中が黄色い悲鳴に包まれる。
ああ……確かに、いつもより口が悪かった気がする。
これからの未来にショックを受けすぎて、放送の内容をよく聞いていなかった。
いつもの王子様キャラにSなところが入ったギャップを絶賛されている、黒王子。
テレビ越しに見ている分にはいいが、実際に黒王子が目の前にいればそれどころじゃないだろう。放送越しでも怖いのに……。
たしか、早く行かなければ白布くんはクラスに迎えに来ると言っていた。
それは、まずい。
夢見心地な気分でStellaの話をしている友達に断りを入れる。
「ごめん、行ってくるね。」
「行ってらっしゃい！あわよくば、仲良くなってサイン貰ってきて！」
「もう、冗談やめてよ！行ってくるっ！」
笑いながら私を送り出してくれるみんな。とてもいい友達を持ったと思う。
教室を出た途端、怒っている白布くんの顔が目に浮かんだ。
ああ、どうか。あまり怒られませんように。
頬を軽く叩いて気合を入れ、ダッシュで階段を降りて、生徒会室に向かった。
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一(プロフ) - 氷翠さん» 夢主は生粋のいい子ちゃんにしてみました。 読んでくださりこうしてコメントくださることが一番嬉しいです。 更新頑張ります！ (2019年12月27日 9時) (
レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 輝星さん» ありがとうございます。ときめいてもらえて嬉しいです。更新頑張ります……！ (2019年12月27日 9時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
氷翠 - 夢主様良い人すぎて泣いた。大好きになりました！登録できないのが悔しい・・・更新頑張ってください！！ (2019年12月25日 20時) (レス) id: 3f35ea9ba7 (このIDを非表示/違反報告)
輝星(プロフ) - とっても素敵でめちゃくちゃトキメキまくってました！すごく大好きです！語彙力なくて全然言えないのが悔しいです。更新頑張ってください！楽しみに応援してます！ (2019年12月25日 2時) (レス) id: 5fda6ee181 (このIDを非表示/違反報告)
一(プロフ) - 神月さん» ありがとうございます。地の文が多くて読みにくいところもあると思いますが、そういってもらえて嬉しいです…！頑張ります。 (2019年12月17日 19時) (レス) id: ca6dbfc4b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：一 | 作者ホームページ：https://twitter.com/ninoma_e
作成日時：2018年5月4日 17時
