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更新を再開すると言った側から停止してしまい申し訳ありません。
これからは少しずつですが、更新していこうと思います。
多少内容のおかしい所が出てくるかも知れませんが、暖かい目で見守って頂けると幸いです。
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あれから数分、櫆の手助けもあり、傷はほとんど治った。
が、元から熱っぽかったようで、足元はおぼつかず、視界も不安定。体力もほとんど持っていかれてしまった。
「(…っくそ。こんなことになるんだったらちゃんと休むべきだった。)」
過ぎてしまったことは仕方がないと割り切り、薄暗い路地裏を出た。
とりあえず本部にでも向かおうかと思い、足を踏み出す。
よろめくが、こうなったら意地だ。無理やりにでも本部へ行ってやる。
「あれ、Aじゃん。大丈夫か?」
「…出水か。ちょっとごめん、今そんな余裕ないかも」
「え、それってどういう…」
出水が声をかけてくれて気が抜けたのか、立っていられなくなった。
「えっちょ、大丈夫じゃないよな!?おぶるぞ!」
「…ありがと、」
やっぱり話すことはなくて。どうしようかなーとか考えていたら向こうが口を開いた。
「あのさ、少し聞いたんだけど…
敵の攻撃受けて、重症だったんだよな?しかも生身で。
結構血溜まりも出来てたって聞いてたんだけど…
もう、治ったのか?」
「…いろいろと事情があってね。傷の治りは早いんだ。
ありがとね。もう本部着いたから大丈夫だよ」
結構核心をつくことを聞かれ、思わず話を逸らしてしまう。
「…そっか。無理はするなよ」
その言葉を聞いて、私は迅の元へと足を運んだ。
・
「じーんっ!」
「おわっ!?
…なんだ、Aかー。」
「そーですよー。みんなのアイドルAちゃんですよー」
そんなくだらないことを喋っているの、太刀川がきた。
「あれ、Aじゃん」
「おー太刀川さん。相変わらずその腑抜けな感じ変わらないですねー」
「なんだよそれ!?」
「ほんとにこの人歳上なのかな」
「あ、それ分かる」
「おい迅までっ!」
「あははー」
この2人といたら気が緩みそうだ。
実際に視界も危なくなってきたし。
「ごめん2人とも、ちょっと耐えきれないみたいで。
あとは任せまーす」
そう言った直後、私の視界はブラックアウトした。
2人が何か言っていた気もするが、起きた時に確認すればいいだろう。
…トリオン体でも倒れるんだ。←
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露亞(プロフ) - ワールドトリガーと終わりのセラフ!!最高です!尊いです!更新頑張ってください!! (2020年2月13日 18時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レイン | 作成日時:2018年3月14日 7時