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〜透空side〜
人が沢山いる昼休みの廊下
俺は、食べかけのハンバーガーと財布を抱えてダッシュする
はたから見れば変な人。
まだ行き慣れてない自分の教室を通過し、F組と書かれている所へ向かう。
透空「ここか・・・」
3-Fは初めて来たな・・・
B組となんら変わんない教室にたどり着き、窓から中を覗く。
そこで、2人でいる時には見ない、明るい笑顔を見せながら友達と話している愛海を見つけた。
女「あ、皇くん・・・愛海ー!」
近くにいた女の子が俺に気づいて愛海をよんでくれた。
その声に気づいて俺を見ると、さっきと変わらない笑顔をむけてこっちに来た。
愛「教えてくれてありがとうー!」
女「全然〜2人ってさ、やっぱり付き合ってるの!?」
呼んでくれた女の子の口からでた、定番の質問。
愛「えーどー思うー?」
女「ただの幼馴染じゃないでしょー!隠してるつもりですか
ー!バレバレですよー笑笑」
愛「えー?笑笑」
透空「・・・」
その質問にいつものようにはぐらかす。
愛海がはぐらかしているから、俺は否定も肯定もできない。
愛「行こっか」
透空「ぇ・・・あ、うん」
ぼーっとしてたみたいで、気づいた時にはもう愛海は廊下にいて、俺の目の前で俺の顔を覗き込んでいた。
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作者名:ゆに | 作成日時:2022年4月21日 17時