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PM 5:00
『あーとちょっとやねんけどなぁ…………』
天「安田さん、西野さん」
安「うわっ、ビックリした」
『あら、零れた？……はい、タオル』
安「ありがとぉ」
天「おつかれさまです」
『いや、ホンマやで。めっちゃおつかれしてるで』
天「お察しします。そんなお2人に朗報です。ルール改定のお許しが裏から出ていますけれど、如何致しますか？」
安「なんの改定？」
天「同じ曲は禁止というルールの撤廃です」
『うわ、それめっちゃええやん』
安「硝子の少年と愛のかたまり復活は強いで」
天「如何致しますか？」
『んんんんんー』
安「ちょっと待って？Aちゃんの負けず嫌い出てるわ(笑) 」
『出していい？』
安「ここまで来たらもうちょい頑張りたいもんな」
『うん。だからさすがにアレにしよ。相手が歌った曲はもう1回やってもオッケー。自分が1回歌ったらそれはもう歌われへんにしよ』
安「なるほどな」
『いい？章ちゃん』
安「俺はええよ」
『じゃあそうします！』
天「かしこまりました。それでは以下はそのルールに則って100点を目指してください」
『はーい』
安「がんばりまーす」
PM 6:00
『なぁ、章ちゃん』
安「ん？」
『凄いこと気づいてんけど言うてええ？』
安「なに？」
『章ちゃん、硝子の少年まだ歌ってなくない？』
安「…………！ほんまやわ」
『よな？』
安「ここでいく？」
『いける？』
安「いけると思う」
『いれるで？』
安「うん」
(西野がデンモクで硝子の少年を送信する)
安「あー、あー！……うん。がんばるわ」
『応援してる』
(今まで以上に真剣に歌い上げる安田)
(それをじっと見つめる西野)
安「君だけを 愛してる」
『…………いけた！絶対いけたよ！』
安「よかったよな？！…………………」
(行く末をじっと見つめる2人)
(画面が切り替わると同時に、勢いよく立ち上がる)
「『やった！！』」
『すごい！100点や！すごい、章ちゃん！』
安「終わった！おつかれ！」
『さすが章ちゃん！』
安「Aちゃんもおつかれ」
『嬉しい！』
天「いやはや、おつかれさまです。お二人共」
『ありがとうございます』
天「この企画はいかがでしたか？」
『やっぱ章ちゃん凄いんやなって思い知りました』
安「終わって見れば久々にいっぱいカラオケできて楽しかったよな」
『わかる。またプライベートでもやろか』
安「めっちゃハマってるやん(笑) 」
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作者名：藻くずちゃん | 作成日時：2022年8月3日 18時
