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先生と ページ7

あの国会の日から時が経ち

なかなかに街の人に好いてもらえてる事がわかった



街をあるけば感謝されたり

本当に稀にだが手紙を送ってくれたりもする


それこそ、今、貰った手紙を読んでいる所



「Aくんー一緒に街行こーや」

ドアがノックされ開けるといつも通りヘラヘラ笑う鬱先生がいた

「鬱先生………仕事は…?」

「今回はとんちからの頼みやから大丈夫やで」


頼み……?

「トンさんになんか頼まれたの?」


詳しく内容を聞けば、どうやら

そろそろグルさんとまんちゃんの機嫌が悪くなりそうやから
糖分買ってこい。との事、らしい。



「トンさんのお使いなら仕方ないね行こうか」


読み終わった手紙を引き出しの中に入れて立ち上がる






「それ僕の頼みやったら行かなかった……?」


「そうかもしんないね」


恐る恐ると言った感じで問いかけてきた質問をばっさりと肯定する。



「Aくん、1番最初に会った頃と変わったなぁ……」


僕寂しいって嘆いてる鬱先生をスルーして軽く着替える



「Aくん僕いるのに着替えるん?破廉恥……」


スルー





「スルーせんで??謝るから」





「………別に。鬱先生やったら大丈夫かなって思ったんだけど。でも、なんかやっぱり出てって」


「え、なに。ええよ?見てるよ??」


「今ゾワッと来た。」





「どうしたん。風邪か」


「鬱先生のせいだわ」


そう言って、部屋の外まで追い出してドアを閉める。








「お待たせ」

「あいよ。Aくん出かける時いつも軍服来てくれるんやな。嬉しいわぁ」




そう。
軍服を作ってもらってからは、仕事の日や街へ出かける時はずっとこの服でいたりする。
自分で数着同じの作ったりもした。




「結構好きなんだもん」


「そっかぁ」






曲がってたらしいブローチを

先生が直してくれる


「ありがとう。」


「おん。行こか」


慣れたような手の差し伸べ方に

ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ
イラッときて


べチンッって叩いた。






途中で加わったシマも一緒に行くことになり


鬱先生は何故か嘆いてた

新しいお店→←話は聞かなきゃダメってはっきりわかんだね



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雨虎(天然芝)(プロフ) - 前作から読ませていただきました。非常に面白いです!これからも応援しています! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 90513b9d39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すー | 作成日時:2018年3月29日 8時

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