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プロローグ的な続き ページ1
ちゅんちゅん、と小鳥の鳴き声が聞こえる。
あれ、なんで鳴き声なんか……?
そう思って寝ぼける中目を覚ますと
入り込んできた明るい光にちょっとばかり目を細める。
「んえ………?」
なんでこんなところに?
ここはどこ?
そんな考えが浮かんですぐに思い出す
「そっか…。僕、解放されたんだ……」
暗い冷たいあの白い部屋から、
家族を奪ったあの国から、
救い出してくれた、国。
そこに僕は身を置くことになったんだ。
ここ何年も見れてなかった、朝の風景に
目を奪われ、窓の外をぼんやり眺めていると
廊下からドタバタと走る音が聞こえてくる。
「A!朝やでー!はよ起きてや!!!」
ドアの向こうから聞こえてくる
その元気な声に、うるさいはずの声に
なんでか心は温かい。
「ちょっと待ってください。今行きます」
軽く髪を整えて
ドアを開ける。
さぁ、新しい人生の始まりだ。
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雨虎(天然芝)(プロフ) - 前作から読ませていただきました。非常に面白いです！これからも応援しています！ (2018年4月24日 16時) (
レス) id: 90513b9d39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すー | 作成日時：2018年3月29日 8時
