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忘却のジェット ページ34

「皆!!」



空間が元に戻ると9人は自然と集まった



「ジェットの正体。わかった?」



山田が聞くと知念は大きく頷いた



「…聡でしょ?松島聡」



その答えに8人が頷く



「聡は新体操が出来なくなって自暴自棄になったんだ。そこをブラックダイヤモンドに付け込まれたんでしょ」



「違う!!僕はジェットだ!!この力だって…ブラックダイヤモンド様のおかげなんだよ!!」



ジェットは叫ぶ



しかし、鈴からの嫌な音は出ない



「なんで…なんで…」



「僕が壊したからに決まってんじゃん」



知念のアームの中には鈴の欠片があった



「逆に、いのちゃんが言ってくれなければ空間は別れたままだったね」



「俺はこの中で秀才な方だからね」



「自分で言うのもなんだと思うけど」



ジェットは9人を睨みつける



「僕は…全てを忘れたんだ。余計なことは思い出したく…!?」



大声で反論していたかと思うと、頭を押さえだした



「うぅ…ちね…んくん」



「聡!!」



知念はジェットに近寄る



「俺は…取り返しの…」



ジェットと知念の後ろにブラックダイヤモンドが現れる



「いくら駒がいなくなるからってこの仲を引き裂くことだけはさせないよ」



だが、その間に山田が刀を持って入り、伊野尾がアームでブラックダイヤモンドの腕を掴む



『…』



ブラックダイヤモンドは光の灯らない瞳でナイトジュエリーを見下ろす



『駒なんて…いいんだよ。もう』



「はぁ?それってどういうことだよ?」



有岡が聞き返す



『もう…準備は整ってる。あとは…彼次第』



ブラックダイヤモンドがパチンと指を鳴らすと



「ぁぁぁああ!!」



ジェットが悲鳴をまたあげる



『最後の仕事。よろしくね』



そのままブラックダイヤモンドは消えていった



「準備は整ったって…なんのだよ」



「聡!!聡!!」



知念はジェットを激しく揺らす



『僕は…聡じゃない!!』



そんなジェットは知念を突き飛ばした



「大丈夫!?」



岡本と八乙女が知念を支える


「大丈夫」



知念は立ち上がり言った



「忘却のジェット!!」



「このクンツァイトがキミのことを愛してあげる」

忘却のジェット→←忘却のジェット



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慧jump(プロフ) - ひ−さん» コメントありがとうございます♪明かされていない敵たちの正体もお楽しみに!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - NMダイキング担さん» コメントありがとうございます♪まだまだ頑張って行きます!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
慧jump(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます♪コラボ小説の方にもコメントして頂き嬉しい限りです!!彼らの間に何があったのか?…楽しみに待っていてください!! (2019年8月23日 20時) (レス) id: 51b819fa88 (このIDを非表示/違反報告)
ひ− - いつも楽しく見させてもらってます! 敵がジャニ−ズの人だったとは... (2019年8月22日 23時) (レス) id: a15201971a (このIDを非表示/違反報告)
NMダイキング担 - 移行おめでとうございます!これからも頑張ってください! (2019年8月20日 16時) (レス) id: 238f9174c4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2019年8月20日 0時

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