【名探偵コナン】最凶ハッカーはブラック組織を辞めたい

True End ページ50

はいやって来ましたライを組織から抜けさせるために一旦殺しちゃおう作戦！！


参加者は

ライ！キール！謎の子ども！そして私！




今、作戦は順調です！

もう傍目にはライがキールに殺されたようにしか見えません！！


ナンテコッタこれ考えた人天才すぎるだろ





私の役割？それは……




『ジンの兄さん。私この組織抜けるよ』


「……何を言ってやがる」



このタイミングでの衝撃の告白！

これでライの方への注意はいかない




「カルーア？突然、何を……」


バーボンが憔悴しきった顔をしている


ゴメン


スコッチも死んで一番辛いのはバーボンなのにこれ以上心労を増やしてごめん






「それをなぜ俺に言った。お前なら誰にも知られずに抜けることぐらい出来るはずだ」


いいのかそんなこと言っちゃって！？

甘いぞ！黒の組織！



でもまあ、理由はある



『出来ればジンの兄さんに殺して欲しくて』







「ボウヤ！ジンたちの様子は！？」


「分からない。カルーアが何とかするって言ってたけど……」


「何をするつもりなんだ……？」







「……ッ！！」



見つけたのだ
助手が研究の停止に固執していた理由を

両親と私の罪を



私を目覚めさせるために実験体を使っていたのだ

出来るだけ私と同じ年齢の子どもを



あまり公にならないように意識不明の状態の者を選りすぐり、死亡したと見せかけ、実験に使った


そしてその子どもたちの中に助手の娘もいたのだ




だからこそ多くの犠牲の上に生きている私を許したくないのだろうし、研究の存在が許せない




私の背中には多くの犠牲がのしかかっているのだ







電子から生まれた私だ
電子に還って溶けてしまおう



殺してほしいというのは建前だ

ただ、最後に感謝を伝えたくて



本当は助手に殺された方がいいのかもしれない

でも、これは私の自己満足でしかない

私が死ぬことで死んだ子たちが戻ってくるわけでもない



ジンの兄さんがゆっくりと銃を構える


どうやら願いを叶えてくれるらしい


『ありがとう』




パァン





胸に衝撃



それと同時にあらかじめ開いておいたパソコンに意識を沈ませる







いくら電脳体になれると言えど私は人間だ


身体が死ねば意識も死ぬ









黒の組織に入ってからの記憶が駆け巡る







全てが０と１になって消えた









これで完結です！今までありがとうございました！！

終わり ログインすれば
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