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ロボロが零した言葉を拾う死神。サーヴァンプである私が居るのに、オスマンやロボロがそれに対して無知な事に驚いているのか、それが可笑しいのか、不気味な笑い声を響かせている。
「…ぺいんととか言う奴が、私たちと同じサーヴァンプだったていう覚えは微塵もないんだけど。」
「あららっ！ひどいですね〜、泣いちゃいますよぺいんとさん…」
えんえん、と顔を手で覆い、泣く真似をしてみせる死神。暫くふざけて、その後、彼の肩は別の意味で震え始めた。
「そう言えばぁ、あの黄緑の人はいないんですねぇ？壊れましたか？」
「…………」
黄緑の人。私の下位吸血鬼…ゾムの事。いつも私の散歩にくっついてくるあの子。くつくつと笑みを漏らしながら、何がおかしいのか彼は笑い続ける。確かに、ゾムとはここ暫く会っていない。けれど、彼は壊れてなんて、いない。
「あ、勘違いしないでくださいね？今日僕が来たのは、ただの下見です！し・た・み！」
何も変わることの無い、うんざりするほど明るい声。
「何の下見かって〜？そりゃあ…あんたの、ですよ！」
紫色の大きな瞳が怪しく煌めく。その刹那、少年は…消えた。否、移動した。私の、真後ろに。
さほど驚かない。いつも見ているあいつらに比べたら、一下位吸血鬼の瞬間移動なんて遅いものだ。…けれど。矢張りこいつ、下位吸血鬼の中でも…段違いに強い。私が自ら全てを叩き込んだゾムには劣るけれど…強い。
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myona859(プロフ) - コメ失礼します！この作品、漫画のSERVAMPを真似していますか…？誰も知らない兄弟がいたり、名前を呼んだら仮契約したりする所が似ているので…違ったらすみません！ (2020年4月7日 17時) (
レス) id: b40e1d4ca9 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 貴方の作風、この作品の設定、もう全部に惚れてしまったのでコメしてしまいました。応援してます、続編待ってます！ (2020年2月12日 23時) (レス) id: ee6d8feaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなし | 作成日時：2020年1月4日 11時
