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「ちょっときょーさん！？何やってるんすか！？」
上から金色を追いかけるように、白色が降ってくる。其れはまた、先刻の銃弾の雨の如く。黒光りする銃弾とはうってかわって、目の前で冷や汗を垂らす彼は、緑がかった黒髪と蝶ネクタイ以外、雪のように真っ白であった。彼こそ、ハウスの第二皇子、ピクト。大先生の親友であり、うちのディナーゲスト常連。
「すっっっみません！！オスマンさん！！ったくほんとにうちのサーヴァンプが！！！ほら！きょーさん！」
「なんや。」
「なんやじゃないでしょぉもうあんたはぁ゛！」
きょーの頭を抑え無理矢理下げさせるぴくと。これが一国の皇子と大いなる力を秘めしサーヴァンプの一人だとは、誰が思うだろうか。例えるなら、兄弟......いや、親子だろう。
「…オスマンさんも、『契約』したんですね。」
「…えぇ。貴方も、そちらがまさか『サーヴァンプ』だったとは…私でも、見当もつきませんでした。」
あくまで相手は一国の『皇子』。大先生は気さくに砕けて話しているものの、自分は一国の『外交官』。我が国と彼の国は固い同盟を結んでいるものの、大先生やトントン、コネシマとは違って彼と親しい立場ではない。不敬にならないように、彼よりも低い頭で、そして誠実に。ゆっくりと。淡々と。
腕にはすっかり傷の治った子猫を抱えながら。暖かさを感じながら。
「すみません......一応なんかナイショにしたほうがいい話らしくて。そちらも同じ『
目の前でしょげる青年と、其の斜め後ろで煙草を蒸かす青年。......煙草。サーヴァンプも、喫煙をするのか。そんな自分の目線に気づいたかのように、煙草の煙を嫌うのはAだけという旨の言葉を金色の彼から聞いた。
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myona859(プロフ) - コメ失礼します！この作品、漫画のSERVAMPを真似していますか…？誰も知らない兄弟がいたり、名前を呼んだら仮契約したりする所が似ているので…違ったらすみません！ (2020年4月7日 17時) (
レス) id: b40e1d4ca9 (このIDを非表示/違反報告)
闇夜(プロフ) - 貴方の作風、この作品の設定、もう全部に惚れてしまったのでコメしてしまいました。応援してます、続編待ってます！ (2020年2月12日 23時) (レス) id: ee6d8feaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなし | 作成日時：2020年1月4日 11時
