*** Eve side ページ7
隣にAさんがいるなんて信じられなくて
無駄に心臓がドキドキしてる
なにやったってだめなんだって
やっぱり僕はAさんがいないと不安になって
何も手につかなくなる
でもいても手につかなくなる
よくわかんないねw
なんて話しかけよう...
『あの!ワンマンツアー行きます!』
急に彼女が発した言葉
「えっ、ほんとに?!」
リプ欄見てたから分かってたはずなのに
本当なんだって思うとやっぱり嬉しくて
『はい!』
「来週も、会いに来てくれるの?」
会いに来てくれる、
なんか不思議
『会いに行きます!』
"会いに行きます"
言ったよね、今
来週も僕に会いに来てくれるって
「あ、ありがとう。ね」
涙出そう
僕女々しすぎるじゃん...
『こちらこそありがとうございます、ずっとずっと応援します!』
なんかわかんないけど
「あ、ねえ整番どこ?」
話せてる
『え〜っと、298番です』
「結構ちかい!」
僕から話題を振れてる
こんなのはじめて
幸せな時間でした
「あ、僕次で降りるね」
降りる
降りなきゃ家に帰れない
でも降りたくないよ
いや、降りたくないんじゃない
もっと一緒にいたい
ただそれだけ
のはずなのに
僕が降りるねって言った瞬間Aさんの表情が曇った気がした
「どしたの?」
『え、いや別に!』
「寂しい」
自分でもびっくりした
『え、』
「時間って早いね」
文脈的がおかしい
でも僕の本心だから
「またね」
『また、会いましょう』
そう言って僕は電車を降りた
最後の最後になんてこと言っちゃったんだろう
こんなに話せるなんて
夢みたいでした
どれだけ好きでも手に届きそうで届かなくて
つらい
ただつらい
胸が苦しい
電車を降りても僕はAさんを見てる
自分から目を離そうなんて思ってない
「気づかないかな」
手振ってるのに
だめだな僕
もうすぐ電車が出発する
『あ』
Aさんが振り返った
やばい手振っちゃってる
でもいいか
「好きだよ」
なんて
届くわけないのに
・
Aさんも手を振ってくれた
今日1番の笑顔で。
『じゃあね』って
言ってくれたの
気づいてますよ
自然と笑顔になる
その時、電車が出発した
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うじちゃ(プロフ) - さやてるさん» 半年も返信が遅れてしまいすみません…!!とても嬉しいです!(TT)これからもどうぞよろしくお願い致します!(現実のさやてるさんは是非Souくんと…!笑) (2020年11月8日 22時) (レス) id: d89d09a584 (このIDを非表示/違反報告)
さやてる(プロフ) - あと、小説の中の「私」がEveくんとくっついたので、現実の私はSouくんとくっついていいですか?←何様 (2020年5月28日 16時) (レス) id: 1815ceacc5 (このIDを非表示/違反報告)
さやてる(プロフ) - うじちゃさん………めちゃめちゃステキな小説じゃないですか!!!読んでてガチ泣きしちゃいました!!!Eveくんめっちゃかっこ可愛いしSouくんもめっちゃかっこいいし良い人すぎて……最後までちゃんと読ませていただきます!!! (2020年5月28日 16時) (レス) id: 1815ceacc5 (このIDを非表示/違反報告)
うじちゃ(プロフ) - プレパラートさん» そんなに!!めっちゃ嬉しいですありがとうございます◎ (2018年6月26日 23時) (レス) id: 75b924b863 (このIDを非表示/違反報告)
うじちゃ(プロフ) - 研磨LOVEさん» あおはるですね〜!◎ (2018年6月26日 23時) (レス) id: 75b924b863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ujicha | 作成日時:2018年4月22日 18時