Episode122.きっと大丈夫-side.H ページ33
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突然のことに驚いた方は申し訳ございません
それと、前回、前々回で見つけた幾つかの矛盾点を修正する予定です
作品が更新されますが、お気になさらず〜......
.
太陽が西に傾き始めた
日暮れ時ってやつだ
訓練を終えた後、飼っている動物達をしっかり小屋に戻し終えた俺は
張り詰めたような顔で居館に戻る幹部達を見て、小さく息をついた
どいつもこいつも心配しすぎだ。確かにAは問題児の節があるけど
帰って来ないなんてことはないでしょ
意外にも仲間には過保護な幹部達に、思わず苦笑いが零れる
そう思ってる自分も、実はほんの少しだけ心配していたりするのだけれど。
自分の振舞った料理をあんなにも美味しそうに食べる人なんて久しぶりに見たからなぁ
目を輝かせて味噌汁を飲むAの姿を思い出して、無意識に目を細めた
今頃何をしているのか考えもつかないが、Aのことだしきっと元気にしているだろう
手合わせを何度かしているけど、失礼かもしれないが彼は普通の一般兵よりも断然強い
それはもう、味方最大の脅威といわれるゾムについていくほどには。
相手が大勢だった場合は分からないけれど、強さだけでなら早々負けることはないだろう
「......全く、人騒がせなやつだなぁAは」
誰に言うでもなく、ぽつりとそんなことを呟いた
急に怪しげな格好で入軍したと思ったら、まさかのショッピ君の弟で
しかも怪我が完治していないにも関わらず無断で外出するなんて。
きっと帰ったら、皆からこっぴどく叱られるんだろうなぁ
まあそのときは、和食でも振舞って元気付けよう
飴と鞭は大事ってよくいうもんね
そうときたら何を作ろうか
冬も近いし、やっぱり暖かいものがいいだろう
お鍋とかいいかもしれない。素朴な味だけど美味しいし。
ふと、視界の端に白いもふもふが映った
「？......あれ、イフリートじゃん。......珍しいね、どうしたの？」
俺の言葉を聞いてワン！と元気良く吠えたイフリートは、どこか不安げに喉を鳴らす
そりゃあ主人がしかめっ面してそわそわしてたら不安にもなるよね
「よしよーし、大丈夫大丈夫。きっとすぐ終わるよ」
宥めるようにそう言って、その手入れの行き届いた白い毛を優しく撫でる
ああ、いつ触ってもふわふわだ。ゾムったら気に入ったものに対しては過保護なんだから。
そんなことを思いながらイフリートを抱え上げ、幹部の居館へと向かった
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Rettosei_0822(プロフ) - とても面白かったです！これからも執筆頑張って下さい。最後のshpから譲り受けたゴーグルはどうなったんですか？ (5月31日 3時) (
レス) @page48 id: c34cfad174 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - もう最高でした! それから涙腺崩壊何回したことか…。・°°・(＞_＜)・°°・。作者様このような作品有難う御座います。ふふっ楽しく悲しく読ませていただきました。 (2020年6月14日 12時) (レス) id: 823e106573 (このIDを非表示/違反報告)
モノトーン - 性癖にドストライクでした。こんな神作をありがとうございました。次の作品もめっさ楽しみに待ってます。 (2020年4月3日 22時) (レス) id: c6c1282ede (このIDを非表示/違反報告)
HARUKA(プロフ) - 感動して泣きました。この様な素晴らしい作品に出会えてとても幸せです。素晴らしい作品を作って頂き、本当にありがとうございました。これからも頑張って下さい。 (2019年8月4日 16時) (レス) id: c358560c76 (このIDを非表示/違反報告)
クロ - 完結おめでとうございます。楽しく読まさせていただきました。凄く好きです…ありがとうございました…！ (2019年2月23日 22時) (レス) id: 4dc1d00e9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藍色鳩羽 | 作成日時：2018年12月1日 0時
