There 's no use hoping my… (ページ1)

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安田 side

突然鳴った珍しい人からの電話、、

何の躊躇いもなく電話には出る

「もしもし、渋やん？どないしたん？」

『いや、2人で飯行かへんかと思って』

「ほんまに？！行く行く！」

『ほな、場所とかはまた連絡するわ』

「はいはーい」

『ん』

「ばいばい」

プツリと電話が切れた

またCDの特典やったていうオチが来うへんことを願いながらその日は仕事に向かった

仕事が終わり、携帯を見ると数件の連絡が来ていてその中には彼らしいシンプルな連絡がいくつか

自然と口角が上がるのを感じながら質素な連絡に返信していく

こういうとこは変わらへんなぁとなんだか嬉しくなる

お店に着くと、既に渋やんは来ていてお店の人に個室に通された

なんだか神妙な面持ちで、それでいて何か揺るがない意志を持ったような表情で彼は座っていた

急に悪いな、そう言って座れと促す

どんくらい待ってたんすか？と聞くと、大して待ってへんでと言って早く注文してしまおうとメニューを僕に渡す

本当になんてことの無い、テンプレと化しているこんな会話でもなんだか心地よくて僕は嬉々としてメニューを受け取った

注文したものが運ばれてひと段落着いた時、渋やんは少し躊躇いながらも重い口を開いた

『あんな、やす＿＿＿＿＿＿』

その話は1人で聞くには些か苦しさの混じる話しやった

いつかこんな日が来ると全く想像してへんかったわけやない

けど、この楽しい時間は関ジャニ∞としての時間はまだまだ続くと信じて疑ったことはなかった、、、、、