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そんなはず ページ17
Asaid
あの、憧れの小川くんと。
ずっとそばで見てた、小川くんと。
大好きな、小川くんと。
わたしは今付き合っていて、
思い出すたびにニヤニヤする。
あの日から1週間。
玲於とは話す機会がなくて
わたしは小川くんにゾッコン。
小川「今日は遠出しまーす」
『ふふ、レッツゴー』
小川「レッツゴー笑」
高級住宅街の近くにある、海。
その海は綺麗で、海外の海みたいなんだって。
そういうのに興味ないはずなのに、わざわざ
調べてくれるなんて、そんなところも好き。
.
小川「あれ、あれってハナっぽくない？」
『でもハナは...』
数時間車で走って、高級住宅街の近く。
小川くんが指差した先には、ハナらしき人。
...いや、ハナ。間違いなく、ハナ。
何年見てきたと思ってんの。
でも見間違いか、なんて言って小川くんは
そのまま車を走らせるけど
わたしは止めて、って言ってハナのところに
走り出した。
.
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作者名：きゃれお | 作成日時：2018年4月5日 17時
