とおるちゃんとはじめちゃんの幼なじみです。２【青葉城西】

合宿１５ ページ16

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侑side



　侑「 …それ、硬いタオルやで？ 」


　Aさんがこっちを向く。



　侑「 なんや、Aさん区別つかんかったん？こっちやろ、柔らかいのは！ 」


　…そう、軽い気持ちで言ったのに。

　「 あ、そうだこっちこっち 」って言ってくれると思ったのに。


　『 ……ッ、 』

　侑「 …！？ 」


　Aさんの顔は青白くなっていた。
　まるで、何かに怯えるような。



　『 あ、そうそう、…こっち 』

　侑「 …残念、こっちの硬いタオルでしたあ 」

　尾「 嘘つけ！ツム、お前こっちの柔らかいのが好きやろが！ 」


　チラッとAさんを見ると、もう普通の顔をして角名と話していた。


　治「 …ツム？ 」

　侑「 …なんもない 」


　Aさん、あんたなんか隠してるやろ。



　そう言えるはずも無く、俺は口を結んだ。
　




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　「 や、谷地仁花でしゅっ！ 」

　『 めっっちゃ可愛い…！でかしたきよちゃん！ 』

　清「 ふふふ 」


　あれから私はマネージャーのみんなのいる部屋に戻り、
　みんなとお話していた。



　雀「 あ、そうそう。今日Aちゃんが来た時、みんなAちゃんに釘付けだったよ〜！？ 」

　清「 それ思った 」

　『 えっ、何？なんか顔についてた…！！？ 』

　白「 あははは、違うよ、Aちゃんが可愛いからだよ 」

　『 …前から思ってたけどみんな私のこと買い被りすぎ… 』

　清「 Aは可愛いよ 」

　『 ん〜、よっぽどみんなの方が可愛いけど… 』

　白「 あと、なんかAちゃんって一緒にいると安心するしね〜 」


　雀「 …ていうかさ！及川さんと岩泉さん、どっちと付き合ってるの！？ 」

　『 …え！？ 』

　白「 それ私も気になってた〜 」

　谷「 私もです…！ 」

　清「 …付き合ってるの？ 」


　『 ううん、どっちとも付き合ってないよ 』






　＿＿＿＿＿だって二人は、あの時から








　『 …私のヒーローだから 』

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