二十六話 ページ32
【善逸】
Aちゃんが女の子たちに連れられて森の奥に入っていった。
俺たちもすぐに後を追いかけようとしたけれど、できなかった。
善「えっ、なにこれ!?」
伊「ふんっっ!! 足が動かないぞ!!!」
足が床に貼り付いたみたいに、動かそうとしても全く動かない。
炭「!!! 二人共しゃがめ!!!」
善「…ッ伊之助!」
しゃがもうとしない伊之助の頭を抑えて無理やりしゃがませると、俺と伊之助の頭の上を鎌のようなものがすごい速さで通過していった。
怖っ!!!!!
伊「いきなりなにすんだ!!!」
善「いや俺助けようとしただけなんですけど!!」
鬼「うへへへ 久しぶりの子供だなァ…うまそうだ。
さて、どいつから喰ってやろうか」
お、鬼……!!!
善「ひぃいぃ!!俺おいしくないよぉお!!!」
炭「ッ…、早くAと合流しないと…!」
そうだ、Aちゃんが一人で戦っているかもしれないんだ…
早く行かなきゃ。
でも、これっ…
伊「ああクソ!! 全然動けねぇ!!!」
鬼「無駄さ。俺に影を踏まれたヤツは一歩も動けなくなるんだ。大人しく死にな。
そのAっていう稀血の女も今頃兄さんの餌食になっているだろうからな。」
なんだって、?
善「A、ちゃんが、………喰べられ、…?」
伊「紋逸…?!」
ドサッ
視界が暗くなった。
月が雲に隠れ、それに合わせて影が地面から姿を消す。
・
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嫌だ。死なせない。
Aちゃんは俺が守るって決めたんだ。
まだ想いを伝えられてない。イチャイチャできてない。
こんなところで死にたくない。死なせたくない。
俺はAちゃんのところに行くんだ!!
邪魔をするな!!!!!!
善「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃 六連」
・
・
・
善「フガッ…」
…ん?
俺、何してなしたんだっけ。
確か鬼が出てきて、……って!
善「死んでるし!!!なんなのもう!怖いんだけど!!」
炭「善逸! ありがとう、助かった!」
善「え、あ、う、うん?」
俺なんかしたっけ…?
善「…そうだ、早くAちゃんのところに行かなきゃ!!」
炭「ああ、行こう!」
森の奥の方で大きな竜巻が渦巻いてるのが見えた。
あれはAちゃんの…
今行くよ、待っててAちゃん!!
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舞菜(プロフ) - タピ犬さん» そうなんですか!!ご縁があったのかもしれませんね^^ w (2020年2月2日 12時) (レス) id: bde7bf2a04 (このIDを非表示/違反報告)
タピ犬 - 最初設定を見た時苗字が私の名前とほぼ同じだったので、ビックリしましたw (2019年9月15日 18時) (レス) id: 5bc6cb2cde (このIDを非表示/違反報告)
舞菜(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 素敵だなんて…ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年8月20日 18時) (レス) id: 1e7a191f2a (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話とってもとっても素敵で面白いです!体調に気をつけて更新頑張ってください!めちゃくちゃ応援しています! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
舞菜(プロフ) - リンゴさん» 初コメありがとうございますすす!!! 更新お待たせしました!ありがとうございます!!これからも頑張ります^ ^ (2019年8月14日 23時) (レス) id: 1e7a191f2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞菜 | 作成日時:2019年8月12日 16時