二十五話 ページ31
「天津風の呼吸 弐ノ型 大鎌鼬ノ舞___!」
刀で地面に円を書くと、大きな竜巻が起こり、
蔵の壁を、屋根を、全てを粉砕した。
鬼には当たらなかったようだ。
だがそれでいい。
月明かりの下に出ることが目的だったのだから。
月の光に照らされた敵の姿を見る。
「うん………気持ち悪い」
蟷螂の鬼の次は蜂の鬼かぁ……
鬼「おっかないなぁ、蔵ごと飛ばしちゃうなんて」
「お家を壊してしまってごめんなさい。
…今は夜だし、外でゆっくりお話しようよ」
鬼「はぁ?君と話すことなんて何も((「鬼舞辻さんっていう鬼知ってる?」……は?」
「私ね、会った鬼みんなに聞いているの。
彼について知ってることがあったら教えてほしいな」
鬼「ッ……」
……やっぱり、言わないんだ。
どの鬼もみんな口を閉ざして怯えた顔をする。
「ごめんなさい。言えないんだよね?消されるから」
大抵の鬼はこう言うと動揺する。
鬼の始祖様のことを人間が、しかも鬼殺隊の人が知っているなんて。びっくりしちゃうよね。
鬼「なんでそれを」
「……私ね、鬼舞辻さんと面識あるんだ」
風が吹き始める。
暖かいようでどこか冷たい不穏な風。
これは、避けられない運命、不幸の兆し。
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舞菜(プロフ) - タピ犬さん» そうなんですか!!ご縁があったのかもしれませんね^^ w (2020年2月2日 12時) (レス) id: bde7bf2a04 (このIDを非表示/違反報告)
タピ犬 - 最初設定を見た時苗字が私の名前とほぼ同じだったので、ビックリしましたw (2019年9月15日 18時) (レス) id: 5bc6cb2cde (このIDを非表示/違反報告)
舞菜(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 素敵だなんて…ありがとうございます!これからも更新頑張ります! (2019年8月20日 18時) (レス) id: 1e7a191f2a (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話とってもとっても素敵で面白いです!体調に気をつけて更新頑張ってください!めちゃくちゃ応援しています! (2019年8月20日 17時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
舞菜(プロフ) - リンゴさん» 初コメありがとうございますすす!!! 更新お待たせしました!ありがとうございます!!これからも頑張ります^ ^ (2019年8月14日 23時) (レス) id: 1e7a191f2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞菜 | 作成日時:2019年8月12日 16時